エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1328
2023.08.26 更新
文:撮影・藤田 忠
コスパ的にNVMe M.2 SSDのNAS運用は、JBODやRAID0が望ましい。ここでは2台と4台でのRAID0に加え、2台でのRAID1と4台でのRAID5も試している。ファイルシステムにはスナップショットに対応する「Btrfs」に設定。「CrystalDiskMark 8.0.4」のテストサイズは、キャッシュにも使われるメモリの搭載容量を超える「4GiB」「8GiB」「16GiB」「64GiB」で実行している。
まずはRAID0の結果からだ。Singleと同じく、シーケンシャルアクセスは2.5ギガビットLANの限界値に迫る290MB/s台を安定して発揮している。ランダム(RND4K Q32T1)も、2台と4台、データサイズに関係なく、安定してリード200MB/s前後、ライト130MB/s前後となっている。
RAID0 2台 4GiB | RAID0 2台 8GiB |
RAID0 2台 16GiB | RAID0 2台 64GiB |
RAID0 4台 4GiB | RAID0 4台 8GiB |
RAID0 4台 16GiB | RAID0 4台 64GiB |
続いて2台でのRAID1、4台でのRAID5ボリュームを構築してパフォーマンスをチェックしてみた。結果はRAID0と同じで、RAIDボリュームに関係なく、シーケンシャルアクセスが290MB/s台、ランダム(RND4K Q32T1)のリードが200MB/s前後、ライトが130MB/s前後になっている。
RAID1 4GiB | RAID1 8GiB |
RAID1 16GiB | RAID1 64GiB |
RAID5 4台 4GiB | RAID5 4台 8GiB |
RAID5 4台 16GiB | RAID5 4台 64GiB |
「NIMBUSTOR Gen2」は、プロセッサや標準搭載メモリ容量、NVMe M.2 SSDスロット数は、2ベイと4ベイモデルに違いはない。そのため2ベイモデル「NIMBUSTOR 2 Gen2」も、NVMe M.2 SSDを使ったボリュームのパフォーマンスは、4ベイモデルと同じになるだろう。