エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1329
2023.08.30 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
Core i5-13400に対しては、PL1/PL2が無制限の設定でも完全にその発熱を抑え込むことができた「JF13K」。続いて、第13世代Intel CoreプロセッサのハイエンドモデルであるCore i7-13700でもチェックを進めていこう。Click BIOSの「CPU Cooler Tuning」は「Boxed Cooler」と「Water Cooler」の2種類を選択し、その他の条件はCore i5-13400と全く同じにして計測を行った。
Pコアが8コア/16スレッド、Eコアが8コア/8スレッドのCore i7-13700。Processor Base PowerはCore i3-13400と同じ65Wだが、Maximum Turbo Powerは219Wと高め。またPL1/PL2を無制限に設定するとさらにPackage Powerは上昇する |
「Boxed Cooler」選択時はCPUのデフォルト設定となるPL1が65W、PL2が219Wだった | 「Water Cooler」選択時はCore i5-13400と同様、PL1、PL2とも実質無制限となる4,095.9Wに設定される |
いずれのテストでも開始直後はPackage Powerが200Wを超えるためCPU温度も一気に上昇する。しかし、その後はPackage Powerが65W、CPUクロックもPコアが3,000MHz前後、Eコアが2,500MHz前後まで低下。これに合わせてCPU温度も50℃後半で推移する。
高負荷時のファン回転数はいずれも1,500rpm前後、ノイズレベルは35dBA前後で、Core i5-13400の「Water Cooler」設定より低下している。マルチスレッド性能を重視しつつ静音性にもこだわりたいなら、Core i7-13700の「Boxed Cooler」設定と「JF13K」の組み合わせはおすすめだ。