エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1333
2023.09.09 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
「G2712」のスペックや搭載機能について把握したところで、ここからはその外観をチェックしていこう。三辺狭額縁のスリムベゼルデザインが外観上の特徴になっており、上・左・右三辺のベゼル幅は実測でわずか約1.4mm。マルチディスプレイ環境を構築しても継ぎ目が気になることはないだろう。
また、背面は左右にヘアライン仕上げが施され、コストパフォーマンスモデルながら安っぽさはない。左下にはOSDメニュー操作用のジョイスティック「Naviキー」を備えている。
ベゼル幅は上・左・右の三辺が約1.4mm、下側のみ約24.0mmになっている |
中央上部にMSIのドラゴンロゴを配置、左右にはヘアライン加工が施されている |
上から見ると、ディスプレイ自体はかなり薄型なことが分かる。中央にあるのは排気用のスリットだ |
「G2712」のインターフェイスは、画面入力がDisplayPort 1.2a×1とHDMI 1.4b×2の3系統を搭載。DisplayPort接続時(かつオーバークロック時)に最大170Hz、HDMI接続時は最大144Hz駆動に対応する。それ以外は必要最小限といったところで、電源用のDCジャックおよびヘッドホン出力用の3.5mmジャックを備えている。
エントリーモデルらしいシンプルなインターフェイス。170Hzのリフレッシュレートを活かしたい場合はDisplayPortに接続しよう |
「G2712」には、ディスプレイ本体を余裕をもって支えてくれるV字型のスタンドが標準装備されている。コストパフォーマンスモデルとあって調整範囲は-5°~20°のチルトのみだが、基本的な使い方で不自由することはないだろう。また、VESA 100×100mmのマウント規格に対応しているため、より自由な可動域を手に入れたい場合は別途モニターアームなどを導入しよう。
続いて「G2712」がデスク上を占有するフットプリントをチェックしておきたい。横幅はディスプレイ幅いっぱいの612mm、奥行方向はスタンド分の228mmとなっている。スタンドは左右方向へは可動しないことから、純粋にこの領域がデスク上の占有面積というわけだ。27型ディスプレイとしては省スペースな部類であり、サイズに起因するトラブルはほぼ発生しないだろう。