エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1334
2023.09.12 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
製品の概要を把握したところで、ここからは「Trident AS 13NUC7-493JP」の外観を画像でチェックしていこう。筐体は一般的なタワー型PCの約3分の1となる幅137.06mm、奥行き396.57mm、高さ410.39mm、容量約10リットルのスリム設計で、一般的なMicroATX対応スリムケースと同等か若干大きい程度。パッと見た感じではとてもフルハイトの2スロットグラフィックスカードを搭載しているようには見えないほどコンパクトに仕上げられている。
また右サイドパネルは、標準装備のソリッドパネルに加えて、強化ガラスパネルが付属しており、交換することでCPUクーラーやケースの内部に搭載されているアドレサブルRGB LEDのイルミネーションをより美しく魅せることができる。
筐体の下側は縦置きスタンドとしてデザインされているため、多少の振動ではぐらつくことはない。ちなみに幅は137.06mmとされているがこれは下部のスタンド部分。上部の最薄部は実測約90mmしかなかった |
左サイドパネルの上部にはグラフィックスカードの吸気を行う通気孔を、下部には電源ユニットの吸気を行う通気孔を備える |
右サイドパネルの下部にはCPUクーラーの吸気を行う通気孔を備え、おなじみのドラゴンエンブレムも飾られていた |
裏側を確認すると、上から2段の拡張スロット、下側向かって左側には電源コネクタ、その右側にはマザーボードのバックパネルが配置されている。なおそれ以外の部分は可能な限り通気孔とすることで、エアフローを確保している |
右サイドパネルは付属の強化ガラスパネルに交換が可能。ちなみに強化ガラスパネルにもCPUクーラー用の通気孔が設けられている |
強化ガラスパネルには専用の蝶番が付属しており、ツールレスで開閉ができるようになる |
電源ボタンはトップのフロント側に実装。またトップパネルの約4分の3はスリット状の通気孔で、グラフィックスカードから発生した熱を効率よく排出する |
インターフェイスはフロントがUSB 3.2 Gen 1 Type-C×1、USB 3.2 Gen 1 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×1、マイク入力×1、マイク出力×1、リアはグラフィックスカードのHDMI×1、DisplayPort×3に加えて、USB 3.2 Gen 2×2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A×2、USB 2.0 Type-A×2、2.5ギガビットLAN×1、オーディオ端子×3を搭載する。
バックパネルのスペースにはまだ余裕があるため、個人的にはもう少しUSBポートがあると良かったが、帯域幅20Gbpsの高速なUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cポートが用意されているのは嬉しいところ。大量のデータを扱う場合でも内蔵ストレージに匹敵するパフォーマンスが期待できる。
フロントインターフェイスは下側にまとめて配置。なおオーディオ端子は腐食に強い金メッキ仕様 |
マザーボードのリアインターフェイスにもHDMIとDisplayPortが実装されているが、Core i7-13700FにはGPUが内蔵されていないため使用することはできない。ちなみに間違って接続しないよう、出荷時には専用キャップでカバーされている |
グラフィックスカードのディスプレイ出力はHDMI×1、DisplayPort×3で、4画面の同時出力に対応 |
有線LANコントローラはRealtek RTL8125Bで、転送速度は最高2,500Mbps | 無線LANコントローラはIntel Wi-Fi 6E AX211で、転送速度は最高2,402Mbps |
リアインターフェイスのUSB Type-CはUSB 3.2 Gen 2×2に対応するため、最高2,000MB/sの高速ストレージに対応する |