エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1340
2023.09.30 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
テストセッションでは、Intel Core i7-13700とCore i9-13900Kにより検証を行うため、ここではIntel LGA1700対応マザーボードへの搭載手順をご紹介しよう。付属品セッションでご紹介した通り、MAG CORELIQUID M360の付属品はソケット毎にバックプレートを用意するなど種類が多い。オマケにペーパーによるマニュアルがないため、スマホ片手にPDFファイルを見る事になる。
とは言え手順を確認すると、自作経験のある多くの読者がハードルの高さを感じる事はないだろう。オールインワン型水冷ユニットはおよそ数パターンの手順は共通しており、ソケット毎に異なるネジ(主に台座部)さえ間違えなければ、スムーズに搭載できる。良い製品とは、搭載のし易さも重要なファクターと言えよう。
ウォーターブロック底面に「LGA115x/1200/1700/2066/2011用ベースプレート」を仮置き |
「ベースプレート固定用ネジ」で4ヵ所を締め付けて行く | CPUクーラー用マウントホールに合わせ、マザーボード裏面から「LGA1700用バックプレート」を仮置き |
その状態でマザーボード表面に戻しCPUクーラー用マウントホールからネジ穴(凸部)が露出している事を確認 | ネジ穴に「LGA1700用ネジ」を4ヵ所装着する |
ベースプレート装着済みのウォーターブロックを「ウォーターブロック固定用スプリングスクリュー」で固定する。なおグリス塗布作業を忘れずに |
ガタツキや傾きなどが無い事を確認すれば、ウォーターブロックの搭載は完了。ARGBおよびポンプ給電用ケーブルをそれぞれマザーボード、またはPCケース搭載のハブ等に接続すればいい |
ラジエーターには「冷却ファン固定用ネジ」を使い120mmファン3基をネジ留め。これをPCケースの搭載可能箇所にセットする |
今回は検証したばかりのMSI「MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW」を使用。トップパネル部にネジ留めを行った |
さすがに空冷CPUクーラーとは違い、搭載後のメモリスロットクリアランスはカンタンな目視程度でいいだろう。ウォーターブロックのMSIロゴを”正しく”設置し、右手からチューブが伸びる格好だが、隣接する4本のメモリスロットに物理的干渉を起こす事はなかった。極端に高いヒートスプレッダ付きメモリでなければ、別段チューブが伸びる方向の調整なり、ウォーターブロック自体の向き変更等の必要は考える必要がなさそうだ。