エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1341
2023.10.03 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
ストーム「鏡界 PG-KS47」 基本構成売価税込285,000円 製品情報(ストーム) |
数多くのBTO PCを手がけているストーム。白色コーディネートPCのひとつの完成形として投入したのが、内部全体を見渡すことができるピラーレスデザインの270°強化ガラスパネルPCケース「ST-KYOKAI_WH」を採用する「鏡界 PG-K」シリーズだ。内部パーツもグラフィックスカードをはじめ、240mmサイズラジエーター採用のオールインワン型水冷ユニット(または大型空冷クーラー)など主要パーツをホワイトで統一。それらを(やはりホワイトの)フロント×3/リア×1のRGBファンでライトアップするという、白尽くしのゲーミングマシンに仕上げられている。
PCケースは流行のピラーレスデザイン。内部を含め美しいホワイトで統一されている |
フロントサイドの3基の吸気ファンで、高いエアフローを実現しているのもポイントだ |
「鏡界 PG-K」シリーズは記事執筆時点で、Core i9-13900KとGeForce RTX 4090を搭載するフラッグシップモデルから、Core i5-13400とRadeon RX 7600を搭載したカジュアルゲーミング向けモデルまで、11モデルをラインナップしている。その中から、ゲーミング性能とコストのバランスが良い、Core i7-13700とGeForce RTX 4070を搭載した「鏡界 PG-KS47」をピックアップ。同シリーズの特徴とともに、そのパフォーマンスを見ていくことにしよう。
「鏡界 PG-K」シリーズは11モデルをラインナップ。オールインワン型水冷ユニットのほか、大型CPUクーラー採用モデルも用意している |
外観、内部をチェックしていく前に、まずは「鏡界 PG-KS47」の基本構成に目を通していこう。CPUは映像の編集などから、ゲーミングまで快適に行える16コア/24スレッドのCore i7-13700を搭載。その冷却にはラジエーターだけでなく、ファンやチューブまで白色で統一された240mmサイズラジエーターのオールインワン型水冷ユニットを合わせている。さらに水冷ヘッド部には液晶を備え、表示のカスタマイズを簡単に行える。グラフィックスカードは、NVIDIAミドルレンジGPUで解像度2,560×1,440ドットでのゲームがメインターゲットになるGeForce RTX 4070だ。もちろん、VGAクーラーは白でコーディネイトされている。
「鏡界 PG-KS47」。トップに240mmサイズラジエーターのオールインワン型水冷ユニット、白色グラフィックスカード、計4基のRGBファンを確認できる |
そのほか、MSIのB760チップセット搭載マザーボードや、メモリにメジャーチップを採用したDDR4-3200 32GBを実装。ストレージはPCI Express 3.0(x4)インターフェイスに対応するNVMe M.2 SSDが組み込まれている。
「鏡界 PG-KS47」は、さまざまなことをスムーズに行える24スレッドCPUのCore i7-13700とGeForce RTX 4070を搭載している |