エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1343
2023.10.07 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
リアインターフェイスには通気孔を備えた一体型I/Oシールドを搭載 |
リアインターフェイスはUSB 3.2 Gen 2×2 Type-C×2、USB 3.2 Gen 1 Type-C×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×7、USB 3.2 Gen 1 Type-A×4の計14ポートのUSBに加え、10ギガビットLANやWi-Fi 7+Bluetooth 5.3のネットワーク機能、S/PDIF×1、3.5mmジャック×2のオーディオ端子を備えるなど充実している。多くのデバイスを同時に使用するゲーム配信などの用途でもインターフェイスが不足することはないだろう。
インターフェイス部分はヒートシンクと一体になったアルミニウムカバーで保護されている |
また電源ユニットとUSBメモリだけでBIOSアップデートできる「Q-FLASH PLUS」ボタンや、BIOSの設定を初期化する「Clear CMOS」ボタンを備え、一体型I/Oシールドにはエアフローを改善するための通気孔がデザインされている。
有線LANは最大10ギガビットの超高速転送に対応 | 無線LANは現状Wi-Fi 6Eまでの対応になる。ちなみにWi-Fi 6ルーターだとしっかりと2,401Mbsで認識していた |
USB 3.2 Gen 2×2 Type-Cポートなら外付けストレージでも2,000MB/sを超える性能が期待できる |
続いて、PCを組み立てる際の利便性に直結するファンコネクタやLEDピンヘッダのレイアウトについて確認をしていこう。
ファンコネクタ配置(CPUファン:オレンジ/ケースファン:赤) |
まずファンコネクタを確認すると、CPUソケットの右上にCPUクーラーのファンコネクタ「CPU_FAN」と、水冷ポンプに対応する「CPU_OPT」が並んで実装されている。またハイエンドモデルらしくDIY水冷ユニットでの運用を想定して、CPUクーラー向けのファンコネクタ横に「SYS_FAN6_PUMP」、基板の右下部分に「SYS_FAN5/7/8_PUMP」の計4基のポンプ対応コネクタを備える。
そしてケースファン用コネクタは、基板の左上に「SYS_FAN1/2」、右下に「SYS_FAN4」、中央下に「SYS_FAN3」の計4基で、ポンプ対応コネクタと合わせて十分な数が用意されている。なおこれらのコネクタに接続したファンやポンプユニットは、独自ファンコントロール機能「Smart Fan 6」でリアルタイムにモニタリング・調整できる。
「Smart Fan 6」では、用意されているプリセットの他、センサー温度を元に手動で細かく回転数を制御することができる |
CPUファン用の4pinコネクタのみグレーで、その他の4pinファン/ポンプコネクタはブラックで統一されている |
続いてLEDピンヘッダの配置を見ていこう。こちらは基板の右上と左下の2ヶ所に実装されており、ARGB LED対応の3pinヘッダは右上の「ARGB V2_2」と左下の「ARGB_V2_1」「ARGB_V2_3」の計3基、RGB対応の4pinヘッダは左下の「LED_C」のみという標準的な構成だ。
LEDピンヘッダ配置(ARGB LED:青/RGB LED:緑) |
「GIGABYTE CONTROL CENTER」に統合されている「RGB Fusion」では、ピンヘッダに接続したデバイスの他、対応のメモリやオールインワン型水冷ユニットのイルミネーションを一括で制御できる |
LEDピンヘッダは基板の右上と左下の2ヶ所にまとめて配置されている |
画像セッションのラストは、ここまで紹介することができなかった基板上の各種コネクタやチップをまとめてチェックしていこう。
ATX 24pinコネクタやCPU 8+8pinコネクタはいずれも周囲をステンレスシールドで保護した「UD Power Connector」を採用 |
フロントパネル用USB 3.2 Gen 2×2 Type-Cコネクタも実装されている | I/OコントローラはITE「IT8689E」 |
PCのチェックやチューニング時に便利なオンボードボタンは、電源ボタンとリセットボタンを搭載。またポストコードを確認できるDB_PORTも用意されている |
USB 3.2 Gen 1ハブコントローラRealtek「RTS5411S」 |
信号の損失が少なく、放熱性にも優れる2X銅薄層を備えた高品質な8層PCBを採用。また基板の裏面にはナノカーボン加工を施したアルミニウム製バックプレートを搭載する |