エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1343
2023.10.07 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
20+1+2フェーズの強力な電源回路と高い冷却性能を誇るヒートシンクを搭載する「Z790 AORUS MASTER X」。テストセッションのラストはその実力を確認するため、「CINEBENCH R23:30 minutes(Test Stability)」による高負荷テストを実施することにした。
アイドル時のサーモグラフィ | 高負荷時のサーモグラフィ |
Package Powerは265W前後で安定しており、Core i9-13900Kのブースト状態を常に維持することができている。またCPU周りにエアフローのないオールインワン型水冷ユニットを使用しているにも関わらず、MOSFETの温度は最高でも46℃で頭打ち。サーモグラフィでも最高温度は54.1℃で、冷却性能にも全く問題はなかった。これならば新CPUを使用した場合でも、電源回路の出力や冷却性能が不足することはないだろう。
「Z790 AORUS MASTER」の後継モデルとしてリリースされた「Z790 AORUS MASTER X」だが、M.2 SSDを簡単に着脱ができる「EZ-Latch Click」をはじめ、ユーザーインターフェイスを刷新した「UC BIOS」、Wi-Fi 7といった最新機能を搭載しており、単なるマイナーチェンジにとどまらない改良が加えられている。
さらにIntel Z790マザーボードでは最高クラスの強力な電源回路や、優れた冷却システムはこのモデルでもしっかりと継承され、Core i9-13900Kの無制限設定でも安定動作が可能だった。これならばまもなく登場予定の新CPUでもその性能を最大限に発揮することができるはずだ。
そして「Instant 6GHz」により、簡単に6GHz駆動を実現できることから、新CPUの登場によって値下がりが予想されるCore i9-13900Kを使って、ハイエンドPCを組みたいと考えている人にとっても魅力的な製品になるだろう。
なおGIGABYTEでは2024年3月21日(日)までの期間、Intel Z790チップセット搭載のAORUS新Xシリーズを対象にしたキャンペーンを実施中。今回の主役である「Z790 AORUS MASTER X」も対象モデルのため、購入者にはもれなく「AORUS RGB Memory DDR5 32GB (2x16GB) 6000MT/s」が進呈される。
提供:日本ギガバイト株式会社