エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1345
2023.10.12 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
ここからはパッケージより本体を取り出し、AN600の外観デザインをチェックしてみよう。とは言え、この手のモデルは大きさの制限から奇をてらう、または独自性をバンバン前面に押し出す事は難しく、同コンセプトの製品はほぼ同じスタイルと言って差し支えない。恐らく熱心な自作派なら、すでにライバル製品がいくつか頭に浮かんでいるのではないだろうか。
次に120mm搭載ファンを取り外し、AN600のヒートシンクを観察してみよう。ヒートシンク単体になると精巧な作りが際立ち、普及価格帯の安価な製品ではない事が理解できる。合計62枚のアルミニウム製放熱フィンは幅約120mm、奥行き約98mmで構成。上部左右には冷却ファンを固定するプレートが装着されている。
冷却ファンを搭載する上面はほぼフラットな状態。ヒートパイプが露出する側には四角形の穴があり、うち左右の2箇所はドライバーが挿し込めるサービスホールとしての役割を果たす。
ヒートシンク裏面を見ると、アルミニウム製放熱フィンは段差が設けられている。詳しく見ると、放熱フィン15枚目以降は5mm高くなっており、放熱面積が拡大されている事が分かった。