各種ベンチマークでパフォーマンスをチェック

ここからは各種ベンチマークソフトを使い「AMD Radeon RX 7800 XT Steel Legend 16GB OC」（以降：RX7800XT SL 16GO）と「AMD Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」（以降：RX7700XT SL 12GO）のパフォーマンスをチェックしていこう。なおテスト環境にはAMD Ryzen 9 7950X3DとAMD X670Eチップセットを採用する「X670E Taichi」をベースにしたPCを用意している。

「RX7800XT SL 16GO」のGPU-Zの結果。ブーストクロックは2,520MHzで、テスト中は最高2,677MHzまで上昇

「RX7700XT SL 12GO」のGPU-Zの結果。ブーストクロックは2,599MHzで、テスト中は最高2,668MHzまで上昇

ベンチマークテスト：3DMark Port Royal

まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」のベンチマーク結果を確認していこう。

元々Radeon RX 7800 XTやRadeon RX 7700 XTがメインターゲットにしているWQHD解像度でのテストだが、「RX7800XT SL 16GO」のスコアは10,685、フレームレートは46.47fps、「RX7700XT SL 12GO」でもそれぞれ9,034と41.83fpsで、シングルプレイの目安となる30fpsは楽にクリアしている。また「RX7800XT SL 16GO」と「RX7700XT SL 12GO」を比較するとストリームプロセッサ数の違い（約11％）を超える約18％の差がついており、メモリバス幅やInfinity Cache容量によるメモリの実行帯域の影響も確実にあるようだ。