エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1349
2023.10.24 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、PCを組み立てる際の重要なファクターになるファンコネクタとLEDピンヘッダを確認しておこう。まずLEDピンヘッダだが、こちらは基板右上にアドレサブルRGB LEDに対応する「ADDR_LED2/3」が、左下に「ADDR_LED1」とRGB LEDに対応する「RGB_LED1」がそれぞれ実装され、電源回路のヒートシンクに内蔵されているアドレサブルRGB LEDとあわせて「Polychrome Sync」で制御することができる。
また冷却ファンコネクタはCPUクーラー向けの「CPU_FAN1」「CPU_FAN2/WP」と、電源回路の冷却向け「VRM_FAN」がCPUソケットに近い基板右上に、ケースファン用の「CHA_FAN/WP」はマザーボードの中段に2基、下段に3基とバランスよく配置されている。
赤枠:「CPU_FAN」、オレンジ枠:「VRM_FAN」、青枠:「CHA_FAN/WP」、緑枠:「ADDR_LED」、ピンク枠:「RGB_LED」 |
CPUソケットの右上には3基の4pinファンコネクタと2基のARGB LEDピンヘッダを搭載 |
基板の中段には2基の「CHA_FAN/WP」コネクタを実装 |
基板の下段には3基の「CHA_FAN/WP」コネクタを実装。また「ADDR_LED」と「RGB_LED」も1基ずつ搭載する |
「Polychrome Sync」では、ARGB LEDピンヘッダやLEDピンヘッダだけでなく、マザーボード上のイルミネーションや対応デバイスのイルミネーションもまとめて制御可能 |
「FAN-Tastic Tuning」を使えば、ファンコネクタごとに細かく回転数を調整できる |
画像セッションのラストは、ここまで触れてこなかった基板上の各種コネクタやチップをまとめて見ていこう。
メイン電源コネクタATX 24pin | USB 3.2 Gen 1コントローラASMedia「ASM3042」 |
Nuvoton製I/Oコントローラ「NCT67960-E」 | USB Type-C向けPDコントローラRealtek「RTS5452E」 |
ポストコードの確認ができる「Dr.Debug」 | 電源ボタンとリセットボタンも標準装備 |
4pinファンコネクタにはファンドライバNuvoton「3948S」を搭載 | USB 3.2 Gen 1ハブASMedia「ASM1074」 |
基板には低損失なサーバーグレード8層PCBを採用し、裏面にはNOVAのロゴがデザインされたバックプレートを実装する |