エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1351
2023.10.31 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
組み込まれているマザーボードは、Intel H610チップセットを搭載するビジネス向けのMicroATXモデル「PRO H610M-G」。エントリークラスの製品とあってVRMモジュール用のヒートシンクはオミットされ、M.2ヒートシンクも搭載していない。もっともこのあたりは、一緒に組み込まれているトップフロー型CPUクーラーのエアフローがある程度解決してくれそうだ。
国内向けには単体販売されていないDDR5版が組み込まれている |
電源フェーズは8+1+1構成。メモリスロットも2本のみというシンプル仕様だが、あまり追加で手を入れないであろう完成品PCにとっては、拡張性の制限はそれほど問題にならない。
なお、メモリは最大5,600MHz動作のDDR5×2(最大96GB)を実装可能で、ストレージはPCI Express 3.0(x4)対応のM.2スロットを搭載。拡張スロットはメタルシールドで補強された「PCI-E Steel Armor」仕様のPCI Express 4.0(x16)を備え、E-keyスロットにはWi-Fiモジュールが装着されている。
そのほか、リアインターフェイスの構成は有線ギガビットLAN、USB 3.2 Gen 1×2、USB 2.0×4、PS/2×1、オーディオ端子×3など。画面出力はグラフィックスカード側を使用するため、DisplayPort/HDMI/D-Subの各ポートにはカバーが取り付けられていた。
続いては、「MAG Codex 6 13NUE-001JP」の評価機に組み込まれていたメモリとストレージをチェックしておこう。メモリはSamsungチップを採用した最大4,800MHz動作のDDR5メモリで、容量はデュアルチャネル構成の16GB(8GB×2)が実装されていた。
また、ストレージは「WD PC SN560 NVMe Gen4 SSD」の1TBモデルのみという構成。Western Digitalが組み込み向けに出荷しているNVMe M.2 SSDで、PCI Express 4.0(x4)に対応している。
なお、これらのパーツはロットや出荷時期によって異なる場合があることは覚えておこう。
電源ユニットは、80PLUS BRONZE認証を取得した500Wモデルが搭載されている。評価機に組み込まれているのは“電源の老舗”たるFSPがOEM出荷している製品のようで、モデル名は「FSP500-50AAC」。+12V系はシングルレーン(41.66A)仕様、ケーブルタイプはシンプルな直結式だ。冷却機構は120mmファンが搭載されている。なお、こちらもロットや出荷時期によっては、異なる製品がチョイスされる場合がある。
画像セッションの最後は、「MAG Codex 6 13NUE-001JP」に同梱されていた付属品各種をまとめてチェックしておこう。
付属品各種は茶箱のボックスに余裕をもって収められていた |
「HDD」および「SATA 2.5」のラベルが貼られたSATAケーブル。2.5インチ用はすぐにケーブルを曲げる必要があるためか、小さめのコネクタが採用されていた |
拡張ブラケットに装着されたWi-Fiアンテナ端子に装着するアンテナ | アース線も備えた主電源ケーブル |
3.5インチHDDの固定に使用すると思われるインチネジ | マザーボードサイドの2.5インチベイなどにSSDを固定する際に使用すると思われるミリネジ |
クイックガイドおよびWi-Fiアンテナの取り扱いを記載したシートも同梱されていた |