エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1352
2023.11.03 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
マザーボードへの取り付け方法を確認したところで、ここからはMSI「MAG CORELIQUID E360」の冷却性能をチェックしていこう。テストに使用するCPUは第14世代Intel CoreプロセッサのCore i7-14700KとCore i9-14900Kで、マザーボードにはIntel Z790チップセットを採用するMSI「MAG Z790 TOMAHAWK MAX WIFI」を組み合わせた。またストレステストは「OCCT 12.1.10:CPU:データセット大」と「CINEBENCH 2024:30 minutes(Test Stability)」の2種類を使用し、CPU温度はCPU Packageの数値を、騒音値はデータログ機能を備えた騒音計アズワン「TM-103」をオールインワン型水冷ユニットから30cmの距離に設置して計測を行った。
ラジエーターの3基のファンは、3分岐ケーブルを使いマザーボードの4pin PWMコネクタに接続しているため「MSI Center」から制御可能 |
ファンやウォーターブロックのアドレサブルRGB LEDもマザーボードの3pin ARGB LEDコネクタに接続しているため、「Mystic Light」でカラーや発光パターンを制御できる |
まずはCore i7-14700KのPL1/PL2をProcessor Base Powerの125Wに設定した場合の冷却性能から確認を進めていこう。
テスト中のPackage Powerは「OCCT 12.1.10」「CINEBENCH 2024:30 minutes(Test Stability)」とも設定通り125W前後、Pコアクロックは4.4~4.5GHz、Eコアクロックは3.7~3.8GHzで推移する。またCPUの温度は60℃前後、最高温度も69℃までしか上がらず、冷却性能にはまだかなり余力が残されている。
ファン回転数は、アイドル時が900rpm前後、高負荷時でも1,300rpm前後で、回転率も70%前後に留まる。また騒音値も38dBA前後までしか上がらず、風切り音が気になることはなかった。