エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1352
2023.11.03 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
続いて、Power Limitが実質無制限になるPL1/PL2=4,096Wの設定でも冷却性能をチェックしてみることにしよう。
「OCCT 12.1.10」では、Package Power、CPUのクロックともPL1/PL2=253Wと大きく変わらず、CPUの温度もほぼ同じだった。一方、「CINEBENCH 2024」ではPackage Powerは250~300Wに増加し、CPUクロックもPコアが5.5GHz、Eコアが4.3GHzでほとんどブレがなくなっている。またCPUの温度は途中何度か最高温度である100℃にタッチするものの、平均温度は94℃前後で、Core i7-14700KであればPower Limit無制限の設定でも発熱を抑え込むことができる。
ファン回転数やノイズレベルは「OCCT 12.1.10」「CINEBENCH 2024」ともPL1/PL2=253Wとほぼ同じだった。また「CINEBENCH 2024」のマルチコアテストのスコアも1,871pts→1,875ptsとほぼ変わらないことから、Core i7-14700Kに関してはPL1/PL2=253Wが一番バランスの良い設定と言えるだろう。
PL1/PL2=253W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |
PL1/PL2=4,096W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |