エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1360
2023.11.18 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは、「Silent Master Graphics」を搭載した静音BTOの「Silent-Master NEO Z790/D5」を内外からチェックしていく。その外観は驚くほどの飾り気のなさが特徴かつ魅力になっていて、シリーズの“顔”たるPCケースにはCooler Masterのミドルタワーモデル「Silencio S600」が採用されている。
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フロントドアを備えた静音仕様のPCケースで、そのフロントドアとサイドパネルの内側には、厚みのあるソフトフォーム材や高密度ビニールなどを組み合わせた、複数の遮音材を使用。特定の周波数を確実に打ち消し、内部の騒音を漏らさない。静音BTOの筐体として最適なPCケースの一つだ。
飾り気なしのミニマルデザインを採用するCooler Master「Silencio S600」。考え抜かれた静音志向の設計が特徴だ |
フロントおよびサイドパネルには、複数の素材を組み合わせた遮音シートが貼られている |
トップパネルには静音カバーを装備。カバー裏側も他のパネルと同様の遮音材が貼り付けられている |
静音ケースでは定番のフロントドアを装備。ドアはスチール製で、裏面には遮音シートが貼り付けられていた |
そして内部に搭載されている冷却ファンはNoctua製。フロント側には、乱気流を防ぐ「Flow Acceleration Channel」仕様のブレードを採用した140mmファン「NF-A14 FLX」(1,200rpm/19.2dB)、リア側にはエアの”剥離現象”を軽減して高い風量と静音性を生み出す120mmファン「NF-S12A FLX」(1,200rpm/17.8dB)がそれぞれ搭載されている。
CPUクーラーと同様に、冷却ファンもNoctua製が採用されている |
静音重視の設計に加え、搭載能力にも余裕がある。特にストレージベイは標準構成では未使用のため、後からストレージを増設したくなった場合も安心だ |
フロントトップには、電源・リセットスイッチに加えてUSB3.2 Gen 1×2、3.5mmヘッドセットジャック、SDカードリーダーを備えている | ボトムからのカット。左側に見えるのは、電源ユニット下部の通気孔だ。四隅には筐体を持ち上げるインシュレーターを備えている |