エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1360
2023.11.18 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
マザーボードには、ASRockのIntel Z790チップを搭載する「Z790 Pro RS」が標準採用されている。電源周りには50A Dr.MOSによる14+1+1フェーズデジタル回路を搭載するほか、大型のヒートシンクを装備。メモリスロットは最大6,800MHz動作のDDR5×4、ストレージはPCI Express 4.0(x4)に対応するHyper M.2、拡張スロットはメタルシールド仕様のPCI Express 5.0(x16)、ネットワークは2.5ギガビット有線LANを備えている。
バックパネルには、USB 3.2 Gen 2対応のType-A/Type-CなどUSBポート8基、2.5ギガビットLANなどを搭載。画面出力はグラフィックスカード側を使用するため、カバーが取り付けられている |
なおカスタマイズメニューでは、豊富なUSBポートを装備するASRockのストリーマー向けモデル「Z790 LiveMixer」なども選択可能。自信の使い道も考慮しつつ、好みのモデルを選ぼう。
メモリはDDR5-4800 16GB(8GB×2)で、評価機にはCrucial製のモジュールが組み込まれていた。カスタマイズメニューでは、最大128GB構成も選択できる。
ストレージは同じくCrucialのPCI Express 4.0(x4)対応SSDである「P5 Plus」シリーズの1TBモデルを実装。カスタマイズメニューには最大でM.2 SSDの4TBモデルも選択できるほか、必要に応じて2.5インチSSDや3.5インチHDDを追加可能。何かしらデータドライブを追加オーダーするパターンが定番になりそうだ。
評価機に組み込まれていたDDR5メモリとNVMe M.2 SSD。なお流通事情などの影響で、出荷時期によっては標準構成に異なるメーカーの同等製品が採用される場合もある |
標準構成の電源ユニットには、80PLUS GOLD認証を取得したCooler Masterの「V Gold v2」シリーズより、650Wの「V650 GOLD V2」がチョイスされている。
ただしグラフィックスカードでGeForce RTX 4070以上を選択した場合は750W以上の容量が推奨されており、それ以下の容量が選択できない点に注意。徹底した安定性追求のため、750Wや850Wのバリエーションを選択しなければオーダー自体ができないシステムだ。
評価機に組み込まれていたのは、「V Gold v2」シリーズの750Wモデル。80PLUS GOLD認証を取得したフルモジュラー仕様の電源ユニットだ |
そのほか、カスタマイズメニューには、柔軟ケーブルを備えたFractal Designの80PLUS PLATINUM認証モデル「Ion+ 2 Platinum」シリーズなどもラインナップされている。