エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1362
2023.11.23 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「ZM1200-TMX2 WH」のトピックや秘められた内部構造をチェックしたところで、ここからは実際にシステムに組み込んでの実動テストに移っていこう。検証にあたって、CPUは16コア32スレッドかつTDP170WのRyzen 9 7950X、グラフィックスカードはAxial-techファンによる3連ファンクーラーを備えたASUS ROGブランドのOCモデル「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-GAMING」を用意し、ウルトラハイエンド構成のマシンを構築した。
これらの環境で各種ストレステストを実行。ATX電源コネクタとCPU補助電源コネクタ、12VHPWRコネクタの3ヶ所を直接マルチメーターで計測し、システムの主要パーツに用いられる+12Vの挙動を確認することにした。
CPUはRyzen 7000シリーズのハイエンドモデルRyzen 9 7950X(16コア/32スレッド/TDP170W)を搭載。メモリはAMD EXPO対応のDDR5-6000 32GBを組み込んでいる |
グラフィックスカードはGeForce RTX 4090のOCモデルASUS「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-GAMING」を搭載。大風量の3連ファンや大規模電源回路を搭載した高性能モデルだ |
公称のブーストクロックは2,610MHzだが、フルロード時には最大2,790MHzまでクロックが上昇していた |
Power Limitは定格比120%、最大600Wまで引き上げられていた |
マザーボードはAMD X670Eチップを搭載するASRockのハイエンドモデル「X670E Taichi Carrara」を使用。24+2+1フェーズ構成の大規模電源を搭載するほか、随所に施された大理石調の意匠が高級感を演出している |
+12Vの挙動を計測するため、USB接続に対応する三和電気計器製のデジタルマルチメータ「PC20」を使用している |
「PC20」とデータ取り込みソフト「PC Link 7」を組み合わせ、計測データのログを取得している |