エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1366
2023.12.05 更新
文:撮影・藤田 忠
まず、3Dレンダリング系ベンチマーク「CINEBENCH」シリーズを実行していこう。バージョンは「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」の3種類を実行し、スコアからCPUの処理能力を確認していこう。
モバイル向けCPUではあるが、第13世代Intel Coreプロセッサだけあって、優秀なスコアを記録。さすがにデスクトップ向けで、同じ14コア/20スレッドCPUのCore i5-13500には届かないが、かなり迫っており、Core i5-13400や第12世代のCore i5-12600Kは上回っている。「パフォーマンス」モードでの高負荷時は、ファンが全開で動作することになるが、「GALLERIA RM7C-R45」はデスクトップPCクラスのCPU処理能力を発揮できる訳だ。
次はシステム全体のパフォーマンスを確認できる統合ベンチマークの「PCMark 10」を実行して、スコアを確認していこう。テストプリセットは、ゲーミングパフォーマンスもチェックされるフルテストの「PCMark 10 Extended」を選んでいる。
総合スコアは、8,807ポイントをマーク。アプリケーションの起動など、PCの基本性能を測る「Essentials(4,100以上)」、オフィスアプリ系の処理性能を測る「Productivity(4,500以上)」、写真/動画編集に関する性能を計測する「Digital Content Creation(3,450以上)」といった主要3つのテストグループのスコアも、推奨スコアの倍以上と文句なしに優秀だ。
続いて「Microsoft 365(Office)」を実際に動作させて、そのパフォーマンスを独自のスコアで示す「UL Procyon Office Productivity Benchmark」も実行した。
14コア/20スレッドを搭載したCore i7-13700HのCPUパワーはダテではなく、「Microsoft 365」でも、しっかりと発揮している。日常使いにスクール、ビジネスワークで多用される「Word」「Excel」「PowerPoint」を、ストレスを感じることなく使える。