エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1366
2023.12.05 更新
文:撮影・藤田 忠
続いては「3DMark」を使って、ゲーミングパフォーマンスを確認していこう。テストプリセットは、レイトレーシングやメッシュシェーダーなどの最新機能を活用するDirectX 12 Ultimateベースのテストプリセット「Speed Way」。最新ゲームタイトルに使用され、現行GPUが最適化されているDirectX 12ベースの「Time Spy」。ちょっと前のゲームタイトルに使われているDirect X11ベースの「Fire Strike」のスコアをみていこう。ベンチマークは「GALLERIA RM7C-R45」の液晶ディスプレイ解像度となる1,920×1,080ドットと、ひとつ上の2,560×1,440ドットのテストプリセットを実行している。
GPUへの負荷が高い次世代の重量級テストとなる「Speed Way」は、解像度が2,560×1,440ドットなのもあり、スコアは1,000ポイント台で、平均フレームレートも19fpsとゲームを楽しむには厳しい結果になっている。多くのゲームタイトルで採用されているDirectX 12ベースの「Time Spy」もテスト解像度は、2,560×1,440ドットになるが、Graphics scoreは8,400台とまずまずで、テスト中の平均フレームレートも47~55fpsになっていた。「GALLERIA RM7C-R45」本来の解像度となる1,920×1,080ドットでは、60fpsを超えるだろう。DirectX 11ベースだが、テスト解像度が1,920×1,080ドットで実行される「Fire Strike」は、Graphics scoreが22,000ポイントを記録しており、平均フレームレートも88~107fpsと、ミドルローGPUとしては十分な結果と言える。
ここからは実際のゲームタイトルを使ってパフォーマンスをみていこう。1つ目のタイトルは定番オンラインRPGで、これから始めるひとも多いだろう「ファイナルファンタジーXIV」からだ。公式ベンチマークとなる「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」を、グラフィックス品質”最高品質”、解像度1,920×1,080ドットで実行している。
CPU、GPUともに性能を引き出しており、スコアは”非常に快適”指標の15,000ポイントを余裕で超える19,650を記録。テスト中の平均フレームレートも、滑らかな表示でプレイを楽しめる136.95fpsを記録している。
次は対戦格闘ゲームの定番タイトル「STREET FIGHTER 6」を使っていこう。ここでは「STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール」を利用し、グラフィックス設定は、最高品質になるように設定している。
対戦格闘では、機種間の差をなくすために、フレームレートが60fpsに固定される仕様になっているが、平均59.97fpsとほぼ60fps張り付き状態になっている。そのほかのシーンでは60fpsの制限は解除されるが、ベンチマークのスコアはいずれも100点満点となっており、快適なプレイを楽しめる。
3本目のタイトルは軽量級ファーストパーソンシューティング(FPS)ゲームの「VALORANT」で確認していこう。画質は最も高くなるように設定し、「屋外射撃場」の一定ルートを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録した。
軽量ゲームとあって、平均フレームレートは400fps台を記録。1パーセンタイル点も280fpsだったので、144Hz駆動液晶ディスプレイを最大限に活かしてプレイできる。