エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1372
2023.12.22 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは定番ゲームタイトルに加え、最新ゲームタイトルを使って「GeForce RTX 4070 GAMING X SLIM WHITE 12G」の実力を確認していくことにした。
まずは人気MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は”最高品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で実行している。
最新ゲームタイトルと比べると、軽めだがこの先の大型アップデートでは画質向上も考えられている「ファイナルファンタジーXIV」。4K解像度では、”非常に快適”のボーダーラインである15,000スコアに届かなかったが、WQHD解像度では余裕で超えており、テスト中の平均フレームレートは約180fpsに達していた。なお、”快適”だった4K解像度も平均フレームレートは約93fpsだったので、描画負荷の高まる大規模レイドなどでなければ、快適なプレイが可能だろう。
定番eスポーツタイトルとなるタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」を確認していこう。APIに”Vulkan”、グラフィックス設定は「総合品質」で”最高”を選び、レンダリングのスケールはデフォルトの”50”に加え、”100”に設定してゲーム内ベンチマークを実行した。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測をおこなった。
超解像度技術に対応するなど、アップデートされている「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」だが、負荷は軽量級のため、4K解像度、レンダリングスケール50%の平均フレームレートは、ゲーミング液晶を組み合わせたプレイが可能な227fpsをマークしている。GeForce RTX 4070のターゲットとなるWQHD解像度では、レンダリングスケール100%でもリフレッシュレート240Hzでの張り付きプレイを狙っていけるフレームレートになっている。
次は人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」で確認していこう。グラフィックス設定は、プリセットが用意されていないため、画質設定はできる限り高品質になるように設定。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートは「射撃訓練場」の一定ルートを移動した際を「CapFremeX」を使用して記録している。
平均フレームレートは、4Kでもヌルヌルプレイを楽しめる145fpsを記録し、フルHD、WQHD解像度では240Hz駆動のゲーミング液晶と組み合わせたプレイも視野に入れることができる結果になっている。
続いて2023年に登場した数あるゲームのなかでも好評価となった「ARMORED CORE VI」で確認していこう。グラフィックス設定は最高品質になるように各項目を設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類に設定。フレームレートは、チャプター1「密航」の市街を一定ルート移動した際を「CapFremeX」を使用して記録している。なお、「ARMORED CORE VI」は、上限フレームレートが120fpsに固定されている。
フルHD、WQHD解像度のフレームレートは上限に達し、平均フレームレートは119.8fpsとなっている。ゲーミング液晶と組み合わせて、愛機をヌルッと動かしたい。4K解像度は120fpsに届かないが、余裕で60fpsは超えているので、家庭用ゲーム機と同レベルの、プレイを楽しむことが可能だ。