Realtekのハイエンド向けチップを搭載する高音質オーディオ回路

ゲーミングマシンにとって重要なオーディオ回路は、Realtek「ALC4080」チップとSavitech「SV3H712」アンプを組み合わせた「ROG SupremeFX 7.1」を搭載している。音響コンデンサの「プレミアムオーディオコンデンサ」を採用するなど部材にもこだわったほか、「SupremeFX Shielding Technology」により基板レベルで回路を独立させ、ノイズ干渉を防ぐ設計。S/N比は出力120dBで入力110dBという、優れたノイズ耐性を実現している。

マザーボードの左端に実装されたオーディオ回路。メインチップのRealtek「ALC4080」はオーディオカバーでガードされている

コンデンサは音響向けの「プレミアムオーディオコンデンサ」が採用されている	オーディオ回路は基板レベルで独立しており、デジタルノイズの混入を防ぐ設計になっている

USBポートが充実したバックパネル。着脱容易な改良型Wi-Fiアンテナも装備

一体型の「プリマウントI/Oシールド」を採用するバックパネル。高速なUSBポートを多数搭載している

バックパネルインターフェイスをチェックすると、まずUSBポートの充実ぶりに気が付くだろう。その構成は、最大20GbpsのUSB 3.2 Gen2x2 Type-C×1を筆頭に、USB 3.2 Gen2 Type-A×10、USB 3.2 Gen2 Type-C×1の合計12ポート。複数のUSBデバイスを接続する必要がある配信用のマシン向けにも適した装備と言える。

また、ネットワークはIntelチップによる2.5ギガビットLANに加えてWiFi 7+Bluetooth 5.4に対応。Wi-Fiアンテナには、従来に比べて大幅に容易な脱着が可能になった「Q-ANTENNA」が採用されている。

CPUなしにBIOSをアップデートできる「BIOS FlashBack」やCMOSクリア用の「CLEAR CMOS」ボタンもバックパネルに備えている

大型のWiFiアンテナが同梱。アンテナ端子には、ツメとマグネットにより手軽に脱着できる新機構の「Q-ANTENNA」が採用された