エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1374
2023.12.26 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
あらかた「ROG STRIX Z790-E GAMING WIFI II」のスペックや搭載機能を把握したところで、ここからは実際にシステムを組み上げての実動インプレッションに移っていく。検証にあたっては、第14世代Intel CoreプロセッサのハイエンドCPUであるCore i7-14700Kを組み込み、CPUクーラーには360mmラジエーターを備えたオールインワン型水冷ユニットの「ROG RYUO III 360 ARGB」を用意。ASUS独自の「AI Overclocking」を使用した簡易オーバークロック時を含め、その挙動をチェックすることにした。
CPUはCore i7-14700Kを搭載。OS上では合計28基の論理プロセッサが認識されている |
Core i7-14700Kは、Pコアが8コアで従来から増強されたEコアは12コアという構成。Pコアはハイパースレッディングに対応するため、論理プロセッサ数は合計28基になる |
組み込んだのは手持ちのAMD EXPO対応メモリだったところ、「ASUS Enhanced Memory Profile(AEMP) II」により問題なくDDR5-6000で動作している |
CPUクーラーには、Asetekの第8世代ポンプや高静圧・静音仕様の「ROG AF 12S ARGB」ファンを組み合わせた360mmラジエーター水冷ユニット「ROG RYUO III 360 ARGB」を使用している |
独自ユーティリティの「Armoury Crate」(またはUEFI)から、簡易OC機能の「AI Overclocking」を有効化する |
定格運用時のマルチスレッド処理のPコアは約5.5GHz程度なところ、「AI Overclocking」を有効化することで6GHzまでクロックが上昇している |
「ROG STRIX Z790-E GAMING WIFI II」の制御プログラムは、お馴染みの「UEFI BIOS Utility」を搭載。シンプルな設定なら簡易モードの「EZ Mode」で事足りる |
詳細に設定を詰めたい場合は、従来のBIOS風メニューを採用する「Advanced Mode」に切り替えよう |
チューニング関連の項目がまとめられた「AI Tweaker」タブ。メモリの設定項目では非XMPメモリでもプロファイルを適用できる |
PL1値の設定である「Long Duration Package Power Limit」は初期値で253Wに設定されていたところ、PL2の「Short Duration Package Power Limit」と同じく実質無制限の4,095Wに変更している |