エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1377
2023.12.30 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「TRX50 WS」では、サーバーグレードの高品質な12層PCBを採用することで、ワークステーション向けマザーボードながらメモリのオーバークロックに対応する。そこで今回はKingston「KF564R32RBEK4-64」に用意されているメモリプロファイルであるDDR5-6000とDDR5-6400の2種類の動作を試してみることにした。
Kingston「KF564R32RBEK4-64」には、AMD EXPO向けだけでなくIntel XMP 3.0向けのプロファイルも登録されていた |
AMD EXPO向けのDDR5-6000(左)とDDR5-6400(右)で動作を確認したが、いずれも動作は安定していた |
DDR5-6000、DDR5-6400いずれの設定でも動作は全く問題なく、ベンチマーク中に不安定になることはなかった。また「Sandra 20/21」の結果を確認するとDDR5メモリで一般的なDDR5-4800との比較では、メモリ帯域はDDR5-6000で約23%、DDR5-6400では約30%上昇している。さらにレイテンシは15%前後短縮されており、メモリの影響が大きい「Adobe」系のアプリケーションなど、クリエイティブな処理をする場合には、メモリも高速なものを選択したい。ちなみに以降のテストはいずれもDDR-6400の設定で行っている。