エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1381
2024.01.11 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
まさにファン垂涎と言ったところ。EVA2号機とアスカ(式波・アスカ・ラングレー)をモチーフにした「ROG×エヴァンゲリオン第2弾」モデルは、メーカーのASUSも販売店も想像以上と驚く大きな反響を呼んだ。製品のリリース時点から注目を集め、いざ10月末に予約受け付けが開始されるや、秋葉原の各ショップでもほとんどのアイテムが早々に完売。中には予約がスタートしたその日の朝イチに駆けつけ、パーツ系だけで70万円超に達する一式を丸ごと予約していった猛者もいたというから、その熱量の大きさがうかがえる。
予約時点から大きな反響があった「ROG×エヴァンゲリオン第2弾」モデル。予約解禁の当日は、朝から行列ができたショップもあった |
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こうした勢いは、EVA初号機をモチーフとした2022年7月発売の第1弾モデル以上であり、新劇場版の最終作「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の公開から2年半以上を経たいまでも、色褪せない作品の底力を感じさせる。そして第2弾モデルでは、EVA2号機のもつメカ的な要素だけでなく、キャラクターのアスカを全面に押し出したデザインを採用した点も大きなトピックだ。
単に人気キャラクターのもつ魅力がプラスされただけでなく、よりコラボアイテムとしての完成度が高まったという印象。ASUS担当者も「EVA2号機やアスカのもつイメージ、世界観とROGとの親和性が極めて高かった」と語る自信作揃いであり、それがファンを唸らせる出来栄えであったことは、予約即完売の反響によって大いに証明されたと言える。
秋葉原の各ショップでは、実際にコラボモデルの展示も行われた。数量が限られていることもあり、主要店をキャラバンで周る方式だった |
さて、まずはここで「ROG×エヴァンゲリオン第2弾」モデルのラインナップをおさらいしておこう。何しろデスクトップ全体をEVA2号機&アスカで埋め尽くすためにデザインされた経緯から、全部で11アイテムという盛りだくさんな構成になっている。
コラボモデルが集結!大きくアスカがデザインされた秀逸なパッケージも大切に保管したい |
PCパーツ系では、フルタワーPCケース「ROG Hyperion EVA-02 Edition」、マザーボード「ROG MAXIMUS Z790 HERO EVA-02 EDITION」、グラフィックスカード「ROG Strix GeForce RTX 4090 24GB GDDR6X OC EVA-02 Edition」、オールインワン型水冷ユニット「ROG RYUJIN III 360 ARGB EVA-02 EDITION」、VGAホルダー「ROG Herculx EVA-02 Edition」を新たに展開。さらに電源ユニットとして、第1弾モデルから「ROG THOR 1000W Platinum II EVA Edition」が再販されることになった。
さらにゲーミングデバイスにも多くのラインナップを抱えており、ゲーミングキーボード「ROG Strix Scope RX EVA-02 Edition」、キーキャップセット「ROG Keycap Set For RX Switches EVA-02 Edition」、ゲーミングマウス「ROG Gladius III Wireless AimPoint EVA-02 Edition」、マウスグリップテープ「ROG Harpe Ace Mouse Grip Tape」が新たに登場。そして上記同様に、第1弾モデル時に発売された大判マウスパッドの「ROG SCABBARD II EVA EDITION」が再販されている。
予約開始に先立ち、9月に開催された「東京ゲームショウ 2023」の会場にも登場し、大いに話題になったのも記憶に新しい |
ちなみにやや生々しい話だが、市場想定売価ベースで全アイテムを合計すると税込786,590円という驚きの価格に。実際にPCとして稼働させるには、さらにCPUやメモリ、ストレージ(加えてOSも)を追加する必要があるわけで、ハイエンド構成の“完全体”となれば総額100万円の大台が見えてくる。
比較的手に取りやすい製品もあるものの、仮に丸ごと入手しようと思えば相当なエヴァンゲリオン作品(というかアスカ)への愛と情熱、そして覚悟が要求されたハズだ。