エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1381
2024.01.11 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ASUS「ROG Hyperion EVA-02 Edition」 市場想定売価税込89,800円(2023年10月20日予約開始) 製品情報(ASUS) |
コラボを象徴する“顔”と言える存在とくれば、フルタワーPCケースの「ROG Hyperion EVA-02 Edition」だ。X字型のバーを配置したフェイス、そして配色がEVA2号機を思わせる秀逸なデザインになっており、まるでコラボのために設計されたケースかのようにマッチしている。やはりエヴァンゲリオンの世界観を落とし込むには、尖ったデザインのPCケースこそが合っているのだろう。
さらに強化ガラスパネルに貼られたシールまでエヴァ仕様なほか、ガラス越しに見えるマザーボード横のスペースには、LEDギミックで発光するEVA2号機のライティングパネルをレイアウト。コラボパーツを組み込むには、これ以上ない“外装”に仕上がっている。
PCケースとしてはフラッグシップモデルの「ROG Hyperion GR701」がベースになっており、フォームファクタはE-ATXに対応。コンセプトはバリバリの高エアフロー志向で、冷却ファンは最大10基(140mmファン×4を標準装備)、水冷ラジエーターはフロントとトップにそれぞれ最大420mmサイズをマウントできる。
【関連記事】460mmのVGAを搭載できるE-ATX対応フルタワー、ASUS「ROG Hyperion GR701」発売(2023.03.23 11:41 更新)
また、拡張カードは最大460mm、CPUクーラーは全高190mm、電源ユニットは奥行き最大240mmをサポート。同じコラボパーツのグラフィックスカード、オールインワン型水冷ユニット、1000W電源ユニットを楽々組み込むことが可能だ。なおストレージ用のドライブベイは、3.5インチ/2.5インチ共用ベイ×2と2.5インチベイ×5を備えている。
ASUS「ROG MAXIMUS Z790 HERO EVA-02 EDITION」 市場想定売価税込119,980円(2023年10月20日予約開始) 製品情報(ASUS) |
「ROG MAXIMUS Z790 HERO EVA-02 EDITION」は、システムの核になるIntel Z790チップ搭載のマザーボード。基本的な仕様こそベースモデルである「ROG MAXIMUS Z790 HERO」と同等ながら、そのデザインはまったくの別モノだ。
エヴァの特殊装甲を再現したというヒートシンクに加え、ヒートシンクカバー(I/Oシュラウド)にはEVA2号機とアスカのLEDイルミネーションが仕込まれた特別仕様の「Polymo Lighting」を搭載している。
さらにCPUソケット周囲の意匠は「A.T.フィールド」を模したもので、組み込めば隠れてしまうであろうバックパネルにもビーストモード(ザ・ビースト)のEVA2号機が描かれているというこだわり。ちなみにあえて見えない場所にこのイラストを配置したのは、ビーストモード時のEVA2号機には、アスカとは別のキャラクター(真希波・マリ・イラストリアス)が搭乗していたからなのかもしれない。
マザーボードとしては、Smart Power Stageによる20+1フェーズ構成の堅牢な電源回路に支えられた高い信頼性が特徴。メモリスロットは最大7,800MHzのオーバークロックメモリに対応するDDR5×4を備え、ストレージはPCI Express 4.0(x4)対応のM.2スロットを3基搭載している。さらに製品には拡張カードの「ROG Hyper M.2 Card」が付属、PCI Express 5.0(x4)×1とPCI Express 4.0(x4)×1のNVMe M.2 SSDを増設可能だ。
そのほか、拡張スロットはメタルシールドで保護された「SafeSlot」仕様のPCI Express 5.0(x16)を実装。ネットワークは2.5ギガビットLANとWi-Fi 6Eに対応、高音質オーディオ回路の「ROG SupremeFX」も搭載されている。