エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1381
2024.01.11 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ASUS「ROG Strix GeForce RTX 4090 24GB GDDR6X OC EVA-02 Edition」 市場想定売価税込381,580円(2023年10月20日予約開始) 製品情報(ASUS) |
コラボモデルのグラフィックスカードとして用意されたのは、GeForce RTX 4090をオーバークロック仕様にチューンした「ROG Strix GeForce RTX 4090 24GB GDDR6X OC EVA-02 Edition」だ。
3.5スロットを占有する巨大な3連ファンクーラーは、一般的なファンに比べ23%以上の風量を生み出すとされる「Axial-techファン」、特許取得済みのベイパーチャンバーなどを組み合わせた高冷却仕様。クーラーカバーにはEVA2号機仕様の大胆なカラーリングを採用するほか、背面のメタルバックプレートにはアスカがデザインされている。
基本的な仕様は「ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X」をベースとしたもので、動作クロックはブーストクロック2,610MHz、OCモード時2,640MHz、メモリスピード21Gbps。メモリバス幅は384bitで、GDDR6X 24GBのビデオメモリが実装されている。
ASUS「ROG Herculx EVA-02 Edition」 市場想定売価税込6,980円(2023年10月20日予約開始) 製品情報(ASUS) |
グラフィックスカードを組み込む際に、忘れてはいけない存在がVGAホルダーの「ROG Herculx EVA-02 Edition」。重量級カードを下から支え、垂れ下がりによるスロット破断を防ぐためのアイテムだが、最大の魅力は特別にカスタムされた「Aura Sync」対応の3D ARGBエレメントだ。
アスカのテーマとEVA2号機の拘束具をイメージしたというデザインで発光するARGBエレメントは、独自ツールの「Armoury Crate」により他のコンポーネントと同期したりといったカスタマイズが可能。マザーボードなどのLEDギミックと合わせ、ケース内部を印象的に照らし出してくれる。
「東京ゲームショウ 2023」にて展示されていた際の動作イメージ。実際に組み込んでの様子は後ほど確認しよう |
ちなみにVGAホルダーとしては72~128mm範囲での高さ調整に対応。さらにグラフィックスカードが水平であることを確認できる水平器も組み込まれている。
ASUS「ROG RYUJIN III 360 ARGB EVA-02 EDITION」 市場想定売価税込61,980円(2023年10月20日予約開始) 製品情報(ASUS) |
CPUの冷却を担うのは、360mmサイズの大型ラジエーターを備えたオールインワン型水冷ユニットの「ROG RYUJIN III 360 ARGB EVA-02 EDITION」だ。搭載ファンからラジエーターに至るまでが特別なロゴやステッカーで飾られているのはもちろん、最も自己主張しているのはフルカラーの3.5型ディスプレイが一体化したウォーターブロックだろう。
小型ディスプレイは本来ハードウェア情報などを表示するためのギミックだが、コラボモデルの場合はアスカとEVA2号機をモチーフにしたGIFアニメーションが流れる特別仕様。ファンの琴線を刺激する重要な魅せ要素になっている。ディスプレイの上辺にさり気なく取り付けられた、印象的なアスカのヘアクリップもチャームポイントだ。
水冷ユニットとしては、最新CPUの熱を効率よく吸い上げる大型コールドプレートや静音&大出力な第8世代Asetek製ポンプを組み合わせ、大容量のラジエーターに流し込むという頼もしい構造。ウォーターブロックには周囲の電源モジュールを冷却するAxial-techファンが内蔵されているほか、3基のROG 120mm ARGBファンはマグネット式コネクタによるデイジーチェーンに対応しているなど、使い勝手の良さも見逃せない特徴だ。
ASUS「ROG Thor 1000W Platinum II EVA Edition」 市場想定売価税込63,980円(2023年10月20日予約開始) 製品情報(ASUS) |
「ROG×エヴァンゲリオン第2弾」モデルのPCパーツの中で、電源ユニットの「ROG Thor 1000W Platinum II EVA Edition」は、まったくのNEWアイテムというわけではない。第1弾モデルが発売された際もラインナップに加わっていた製品が、第2弾モデル発売に合わせて再販された格好だ。
それが可能だったのは、電源ユニットのみ特定のEVAをモチーフにしたものではなく、NERV仕様のデザインを採用していたため。作中でもEVA各機の電力はNERVから供給されているわけで、そういう意味でも電源ユニットがNERV仕様というのはしっくりくる解釈と言える。
80PLUS PLATINUM認証を取得した容量1000Wのフルモジュラー電源ユニットで、Cybenetics Labsによる静音認証のLambda A++を認められた静粛さも特徴。元来の高効率動作に加えて、内部には従来比2倍という巨大な「ROGヒートシンク」を内蔵、低負荷時の0dB動作を可能にしている。
冷却機構は135mm径のAxial-techファンを搭載。サイドパネルには、ARGB LEDに加えてリアルタイムに消費電力を表示する小型の有機ELディスプレイが仕込まれているなど、ベースモデルの「ROG Thor」同様に魅せる要素も満載だ。