エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1382
2024.01.16 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「アサシン クリード」シリーズの最新作「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は“最高”、「アップサンプルタイプ」は“NVIDIA DLSS”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
重量級のゲームながら4K解像度でも平均フレームレートは69fpsをマークし、最高画質でも快適な動作が期待できる。さらにWQHD解像度では117fps、フルHD解像度では154fpsで、WQHD以下の解像度なら高リフレッシュレートな液晶ディスプレイも視野に入る。またGeForce RTX 4070との比較ではいずれの解像度でも約13%の差がついた。
映画「アバター」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は“ウルトラ”、「テンポラルアップスケール」は“Nvidia Deep Learning Super Sampling”、「スケーリング品質」は“バランス”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
最新の重量級ゲームながら、DLSSを有効にすればフルHD解像度で120fps、WQHD解像度で87fps、4K解像度でも67fpsをマークし、いずれの解像度でも最高画質で快適にゲームを楽しめる。またGeForce RTX 4070と比較するとフルHD解像度で約14%、WQHD解像度や4K解像度では約18%高いスコアをマークした。
続いてレイトレーシングとDLSS 2に対応する最新レースゲーム「F1 23」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「詳細プリセット」は“超高”、「アンチエイリアス」は“NVIDIA DLSS”、「アンチエイリアスモード」は“バランス”、テストコースは“バーレーン”を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
4K解像度でも平均フレームレートは86fpsで、実際のゲーム中の動画もなめらかに表示できていた。さらにWQHD解像度では135fps、フルHD解像度では170fpsをマークし、「アサシン クリード ミラージュ」と同様、WQHD以下の解像度なら高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを用意したい。またGeForce RTX 4070との比較ではいずれも約16%高いスコアで、CUDAコア数やRTコア数が拡張されたメリットもしっかりとスコアに表れている。
DLSS 3.5に対応するオープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:ウルトラ”、「DLSS Super Resolution」は“バランス”、「DLSS Ray Reconstruction」は“オン”、「DLSS Frame Generation」は“オン”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
レイトレーシングに対応する重量級ゲームとして知られている「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」だが、GeForce RTX 4070 SUPERなら4K解像度でも63.89fpsで高画質設定でも快適なゲームプレイが可能。またGeForce RTX 4070と比較すると、すべての解像度で約14%上回るパフォーマンスを発揮する。
ゲームテストのラストはDLSS 3.5に対応する「Call of Duty」シリーズの最新作「Call of Duty:Modern Warfare III」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「品質」は“極限”、「アップスケーリング/シャープニング」は“NVIDIA DLSS”、「パストレーシング+レイ再構成」は“オン”、「NVIDIA DLSSフレーム生成」は“オン”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
最新ゲームの中では「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」や「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」に比べると負荷が軽いようで、4K解像度でも101fps、WQHD解像度では175fps、フルHD解像度では249fpsで、いずれも高リフレッシュレートな液晶ディスプレイとの組み合わせがおすすめだ。またGeForce RTX 4070との比較では、フルHD解像度やWQHD解像度で約10%、4K解像度でもその差は約13%に留まり、これまでのゲームに比べると差が縮まっている。