エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1383
2024.01.23 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「アサシン クリード」シリーズの最新作「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は“最高”、「アップサンプルタイプ」は“NVIDIA DLSS”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
GeForce RTX 4070 Tiとの差はフルHD解像度で約5%、WQHD解像度で約9%、4K解像度では約17%でこれまでのゲームに比べるとその差が広がり、メモリ帯域の影響が大きくなっている。またフレームレートは4K解像度でも89fpsをマークしており、いずれの解像度でも最高画質で快適にゲームを楽しめる。
映画「アバター」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は“ウルトラ”、「テンポラルアップスケール」は“Nvidia Deep Learning Super Sampling”、「スケーリング品質」は“バランス”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
最新の重量級ゲームながら、DLSSを有効にすれば4K解像度でも80fpsに迫るフレームレートを発揮し、最高画質でもゲームプレイに全く問題はない。またGeForce RTX 4070 Tiとの比較ではすべての解像度で約5%高いスコアを記録した。
続いてレイトレーシングとDLSS 2に対応する最新レースゲーム「F1 23」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「詳細プリセット」は“超高”、「アンチエイリアス」は“NVIDIA DLSS”、「アンチエイリアスモード」は“バランス”、テストコースは“バーレーン”を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
平均フレームレートは4K解像度で104fps、WQHD解像度で161fps、フルHD解像度で195fpsをマークし、DLSSを有効にすれば解像度に関係なく最高画質でゲームを楽しむことができる。またGeForce RTX 4070 Tiとの比較では、フルHD解像度やWQHD解像度ではその差は約3~4%に留まるものの、4K解像度では約7%に広がっている。
DLSS 3.5に対応するオープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:ウルトラ”、「DLSS Super Resolution」は“バランス”、「DLSS Ray Reconstruction」は“オン”、「DLSS Frame Generation」は“オン”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
フルHD解像度ではCPUがボトルネックになるため差がなくなっているが、WQHD解像度は約7%、4K解像度はGeForce RTX 4070 Tiではメモリが不足することもあり、約30%もの差がついた。またフレームレートを確認すると、WQHD解像度では144fps、フルHD解像度では200fpsを超えることから、高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせたい。
ゲームテストのラストはDLSS 3.5に対応する「Call of Duty」シリーズの最新作「Call of Duty:Modern Warfare III」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「品質」は“極限”、「アップスケーリング/シャープニング」は“NVIDIA DLSS”、「パストレーシング+レイ再構成」は“オン”、「NVIDIA DLSSフレーム生成」は“オン”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
平均フレームレートは4K解像度で115fps、WQHD解像度やフルHD解像度では200fpsを超えDLSS 3.5に対応するゲームの中では比較的負荷が軽いことがわかる。またGeForce RTX 4070と比較すると、フルHD解像度で約2%、WQHD解像度で約3%、4K解像度でもその差は約5%しかなく、GeForce RTX 4070 Tiから買い替えるほどのメリットはないだろう。