エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1384
2024.01.25 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、実際にPC組み上げる際に重要になるファンコネクタとLEDピンヘッダのレイアウトをチェックしていこう。
まずファンコネクタの配置を確認すると、CPUクーラー用の「CPU_FAN1」と、オールインワン型水冷ユニットのポンプユニットに向く「PUMP_FAN1」はCPUソケットに近い基板右上にまとめられている。またケース用ファン向けの「SYS_FAN」は、CPUソケット左下に「SYS_FAN1」、基板の右下に「SYS_FAN4」、左下に「SYS_FAN2/3」がバランスよく配置されている。
4pinファンコネクタは計5基搭載し、出力は「CPU_FAN1」が24W、「PUMP_FAN1」が36W、「SYS_FAN1~2」が12W |
「MSI Center」の「User Scenario」ではファンの回転数を直感的な操作で設定可能 |
続いてRGBピンヘッダを確認すると5V/3pinの「JARGB_V2」はCPUソケットの右上と基板のほぼ中央下に1基ずつ、12V/4pinの「JRGB」は基板の左下に1基の計3基搭載されている。なお拡張ヒートシンクに実装されているイルミネーションと合わせて「Mystic Light」でカラーや発光パターンを制御できる。
「Mystic Light」では、気に入ったイルミネーションの設定をプロファイルとして保存しておくこともできる |
ファン用の4pinコネクタは計6基、LEDピンヘッダは計3基搭載。なおファンコネクタはブラックで統一されているが、LEDピンヘッダは間違って差さないよう、「JARGB_V2」はグレー、「JRGB」はブラックに色分けされている |
画像セッションのラストは、ここまで紹介できなかった各種チップやコネクタなどをまとめてチェックしていこう。
ATX 24pinのメイン電源コネクタ | CPU向けの補助電源コネクタは8pin×2 |
I/OコントローラNuvoton「NCT6687D-M」 | イルミネーション機能を制御するマイクロコントローラNuvoton「NUC1261NE4AE」 |
USB 3.1 Gen 2ハブコントローラGenesys Logic「GL3590」 | USB 2.0ハブコントローラGenesys Logic「GL850G」 |
BIOS ROMチップMXIC「MX25U25673GZ4I40」 | ケース用のUSB Type-Cコネクタは帯域幅10GbpsのUSB 3.2 Gen 2に対応 |
基板には、放熱性に優れる「2オンス銅層」を備えたサーバーグレードの6層PCBを採用 |