エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1385
2024.01.27 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ASUS「ASUS Prime 850W Gold」(型番:AP-850G) 市場想定売価税込21,980円(2023年12月8日発売) 製品情報(ASUS JAPAN株式会社) |
自作黎明期より存在するためそれ自体に真新しさはないものの、ここ数年で確実にムーブメントが起きている。そんな存在がホワイトカラーのPCパーツだ。新製品のリリースでは当然のようにホワイトのバリエーションがラインナップされ、そのカラーリングやデザインも洗練されたものが多い。カテゴリを横断してムーブメントが広がっていることもあり、ホワイトでのトータルコーディネートも容易くなった。
年末の慌ただしさもまだ序の口だった、昨年12月初旬に発売された「ASUS Prime 850W Gold」が今回の主役だ |
そんな中にあって、まだまだホワイトカラーが手薄なのが電源ユニット。今回取り上げる「ASUS Prime 850W Gold」は、その貴重なニューフェイスとして昨年末に発売された製品だ。さらにホワイトのパネルの反対側はブラックになっており、裏返せばブラック環境にも溶け込めるというリバーシブル仕様。ユーザーがビルド環境に合わせて好きなカラーを選べるというわけだ。
「ASUS Prime」シリーズにおける初の電源ユニットとして発売された製品。ホワイトをメインカラーとして使用しつつ、裏返せばブラック仕様としても使えるリバーシブルなカラーリングになっている |
ちなみに「ASUS Prime 850W Gold」の容量はモデル名からお察しの通り850Wで、同時に発売された750Wの「ASUS Prime 750W Gold」を合わせた2モデル展開。ASUSが幅広いターゲットに向けて展開している「ASUS Prime」シリーズに初めて投入された電源ユニット製品であり、電力変換効率は80PLUS GOLD認証を取得している。
また、最大でシステム全体の2倍(GPUは3倍)もの電力スパイクに対応可能な最新規格のATX 3.0に準拠。PCI Express 5.0互換の12VHPWRコネクタも標準装備、このあたりは最新環境に組み込む電源ユニットとして必須の条件と言えるだろう。
リバーシブルなのはパッケージデザインも同じ。製品のトピックは背面に、コネクタ数など基本仕様は側面に記載されている |
12Vはシングルレーン仕様で最大70.5A出力に対応。特に使用されている部材についてのアピールはないが、エントリーモデルながら高品質なコンポーネントが採用されているようだ。
また、冷却機構は高耐久な135mm径のダブルボールベアリングファンを搭載。大口径のファンで静かに冷やすアプローチが採られている。なお、保護回路は過電流保護(OCP)、過電圧保護(OVP)、低電圧保護(UVP)、過負荷保護(OPP)、ショート保護(SCP)、過熱保護(OTP)を搭載。メーカーサポートは8年間の長期保証が提供される。