エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1387
2024.01.31 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからはいよいよ「GeForce RTX 4080 SUPER Founders Edition」(以降GeForce RTX 4080 SUPER)をPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。テストPCのCPUには、第14世代Intel Coreプロセッサの最上位モデルCore i9-14900Kを使用し、比較対象としてGeForce RTX 4080 Founders Edition(以降GeForce RTX 4080)と「GeForce RTX 4070 Ti SUPER JetStream OC」(以降GeForce RTX 4070 Ti SUPER)でもテストを実施している。
リファレンス通り、ベースクロックは2,295MHz、ブーストクロック2,550MHzで、テスト中のGPUクロックは最高2,760MHzを記録した |
Poawer Limitは+11%の最大355Wまで動作するよう設定されていた |
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」の結果を確認していこう。
GeForce RTX 4080 SUPERは、本来4K解像度をターゲットにしているだけあり、WQHD解像度のテストである「Port Royal」では総合スコアは18,146、フレームレートも84.01fpsをマークし、マルチプレイでのゲームを想定した場合でも動作に全く問題はない。またGeForce RTX 4080との比較では約1%で誤差の範囲だが、GeForce RTX 4070 Ti SUPERとは約18%の差がついた。
続いてシーン全体をレイトレーシングで描画する、レイトレーシングテスト「DirectX Raytracing feature test」の結果も確認しておこう。
「Port Royal」からさらにフレームレートは上がり86.92fpsをマーク。ここまでのパフォーマンスが出るのであれば、DLSSなどの超解像技術を使う必要はないだろう。またGeForce RTX 4080との比較では約3%、GeForce RTX 4070 Ti SUPERからは約20%も高いスコアで、いずれも差が広がっている。
NVIDIAの超解像技術であるDLSSのパフォーマンスを計測する「NVIDIA DLSS feature test」のスコアも確認しておこう。ちなみに解像度は“4K”、「DLSS version」は“DLSS 3”に設定している。
4K解像度のテストながら、“DLSS off”の設定でもシングルプレイなら合格点となる40.54fpsを記録した。さらに“DLSS on”にするとフレームレートは約3.3倍の134.09fpsまで上昇し、高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを使用した場合にも十分な性能を発揮する。