エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1389
2024.02.05 更新
文:撮影・藤田 忠
続いてAdobeの写真編集アプリ「Adobe Photoshop」と写真現像&整理アプリの「Adobe Lightroom Classic」のパフォーマンスを測る「UL Procyon Photo Editing Benchmark」を実行していこう。
スコアの差はわずかではあるが、メモリクロックが高速なほどスコアが伸びる傾向は、ここまでと同じだ。「Adobe Photoshop」で処理され、GPUも処理に使われ、その性能がスコアに影響している「Image Retouching」はDDR5-6000で2.5%、DDR5-6400で4.3%ほど伸びている。一方、おもにCPUで処理される「Adobe Lightroom Classic」の「Batch Processing」は誤差レベルとなる1%弱の伸びになっている。
ここからは、メモリクロック、タイミングのゲーミングパフォーマンスへの影響を、定番ベンチマークや、ゲーム内蔵ベンチマーク機能を使って確認していこう。まずは3Dグラフィックスの定番ベンチマーク「3DMark」を使っていこう。テストプリセットの「Speed Way」「Time Spy Extreme」「Fire Strike Ultra」を実行、テスト中の平均フレームレートをまとめている。
残念ながら、いずれのプリセットでもフレームレートに明確な差はみられなかった。「3DMark」ではメモリクロック、タイミングの影響は少ないようだ。
次は定番ベンチマークテストの「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」で確認していこう。グラフィックス品質は”最高品質”で、解像度は2,560×1,440ドット(WQHD)、3,840×2,160ドット(4K)で実行。レポートに記述されるテスト実行中の平均と最低フレームレートをまとめた。
4K解像度はグラフィックスカードの処理能力が影響してか、横並びになっているが、WQHD解像度ではメモリクロック、タイミングの違いがみられ、30-36-36-76の高速なメモリタイミングが影響してか、DDR5-6000が平均、最小フレームレートともに大きく伸ばしている。