エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1392
2024.02.17 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
続いては、バトルロイヤル系の人気FPSタイトルから「Apex Legends」のプレイ検証を行っていく。グラフィックス設定は可能な限り高品質に設定し、144Hzフレームレート制限を解除した状態で「トレーニング」を周回した際のフレームレートをCapFrameXで計測。解像度をフルHD/WQHD/4Kの3パターンに設定して計測した際の結果を見ていこう。
できるだけフレームレートを稼ぎたいジャンルだが、4K解像度でも平均170fpsをマークしているなら問題ないだろう。設定をしっかり盛った状態でも、解像度に左右されることなくゲーミング液晶の性能を引き出すことが可能だ。
次は同じFPS系タイトルの中でも軽量な「VALORANT」を動作させ、その際のパフォーマンスをチェックする。フレームレート制限をオフにした状態で、画質は可能な限りの高品質設定を選択。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
軽量級のタイトルとあって、どの解像度でも最高画質で圧倒的なフレームレートを叩き出している。フルHDとWQHDではボトルネックが発生しているようだが、この水準であればどちらにしろ問題にはならない。最高レベルのゲーミング液晶を組み合わせた場合でも、しっかり性能を引き出すことが可能だ。
今度は重量級タイトルにおける動作をオープンワールド型アクションRPGの「Cyberpunk 2077」でチェックしよう。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:ウルトラ”で、「DLSS Super Resolution」は“バランス”、「DLSS Ray Reconstruction」は“オン”、「DLSS Frame Generation」は“オン”に設定。解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測、それぞれDLSSのON/OFFでどのようにパフォーマンスが変わるかも合わせてみていこう。
DLSSが働いていない状態では、レイトレーシング環境下のプレイで問題なく遊べるのはWQHD解像度まで。しかしDLSSを有効化すると、4K解像度でもDLSS offのフルHD水準に並ぶ平均約70fpsでプレイ可能になる。DLSS対応タイトルであれば、本来かなりの重量級な負荷であっても、劇的なパフォーマンス改善が狙える。
ゲーム検証の締めくくりは、話題のオープンワールドサバイバルクラフトゲーム「パルワールド」だ。グラフィックス関連のワールド設定は可能な限り高画質に、最大FPSは無制限に設定。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで、DLSSを“バランス”に設定した状態でも計測を行っている。
DLSS offでも4K解像度で平均60fpsを上回っており、GeForce RTX 4070 SUPERであれば高解像度設定でも問題なくプレイが可能だ。さらにDLSSを有効化すれば、軒並みフレームレートが改善。現在レイトレーシングはMODのみが出回っている状況だが、正式サービスされた場合でも、DLSSを有効化することで快適なプレイが見込めそうだ。