エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1393
2024.02.19 更新
文:編集部/撮影:pepe
MSI「MAG 323UPF」 市場想定売価税込120,780円前後(2023年11月30日発売) 製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社) |
4K(3,840×2,160ドット)解像度の高精細な映像でも、ブレなく高速な描画でゲームを楽しみたい。そんな贅沢な要望に応えるゲーミングディスプレイが今回の主役であるMSI「MAG 323UPF」だ。現行の4K液晶ディスプレイでは最高クラスになる160Hzの高速リフレッシュレートと、MSIおなじみのRAPID IPSパネルの採用により1ms(GTG)の高速応答に対応する。
一般的なフルHDの4倍の解像度を誇る「MAG 323UPF」では、高精細な美しい映像でゲームをプレイできる |
また輝度は440cd/㎡(ピーク時600cd/㎡)で、ハイダイナミックレンジはVESA DisplayHDR 600に準拠。ディスプレイ同期技術は、最上級となる「AMD Free Sync Premium Pro」認証を取得しており、ハイダイナミックレンジな映像でもティアリングやスタッタリングのない滑らかな表現が可能になる。
デスクトップスペースも広くなるため、クリエイティブアプリケーションのような複数の情報を同時に表示する使い方にも向く |
そしてMSIのゲーミング液晶らしく、sRGBカバー率98.3%、Adobe RGBカバー率93.6%、DCI-P3カバー率95%の広色域表示に対応しているのも大きな特徴。最大表示色も約10億7,300万色をサポートし、正確な色彩表現で動画や画像を表示できることから、クリエイティブな作業でも力を発揮してくれることだろう。
広い色域とハイダイナミックレンジに対応し、白飛びや黒つぶれを気にせず鮮明な映像表現が可能 |
その他、暗部の見え方を調整できる「ナイトビジョン」や、2台のデバイスでキーボードやマウスを共有する「KVMスイッチ」、Windows上で簡単に液晶ディスプレイの設定ができる「Gaming Intelligence」、「ハードウェアブルーライトカット」や「アンチフリッカー」といったアイケア機能も実装されている。
HDMI 2.1を搭載する「MAG 323UPF」なら、PlayStation 5でも4K/120Hzの高リフレッシュレート表示が可能。さらにVRR機能を使えば画像の乱れも抑えることができる |
ちなみに入力インターフェイスはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、USB Type-C(DP Alt mode対応)×1を備え、HDMI 2.1経由ならPlayStation 5やXbox Series Xなどの最新ゲーム機でも4K/HDR環境で120Hzの高リフレッシュレートに対応しているのもポイント。Variable Refresh Rate(VRR)機能もサポートし、コマ落ちやチラツキ、入力遅延も解消することができる。