エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1395
2024.02.23 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
一体型I/Oパネルを採用するリアインターフェイスを確認していこう。ネットワークはIntelチップによる2.5ギガビットLANに加えて、最大転送速度5.8GbpsのWi-Fi 7モジュールを搭載。さらにアンテナも差し込むだけで固定ができる新設計のデュアルスタンドアンテナが付属する。
ワイヤレスモジュールはWi-Fi 7に対応し、付属のアンテナはハンドスクリューで固定する方式から差し込むだけで固定できる方式に変更されている |
「MSI Center」の「LAN Manager」を使えば、アプリケーションごとのネットワーク帯域の優先度や近くの無線LAN電波状況などを確認できる |
またUSBは最大20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cと10GbpsのUSB 3.2 Gen 2 Type-A/Type-Cをはじめ合計10ポート搭載。さらにBIOSを初期化する「Clear CMOS Button」、CPUなしでのBIOSアップデートを可能にする「Flash BIOS Button」、「Click BIOS 5」で動作を設定できる「Smart Button」の3つのボタンを備える。
一体型のI/Oパネルを採用。また帯域幅20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cや2.5ギガビットLANなど高速なインターフェイスも充実している |
USB 3.2 Gen 2×2接続のポータブルSSDを使えば、外付けストレージでも2,000MB/sを超えるデータ転送が可能 |
リアインターフェイスの「Smart Button」は「Click BIOS 5」から動作を設定することができる。なおデフォルトではリセットボタンに設定されていた |
続いてPCを組み立てる際の利便性に大きな影響を与える、ファンコネクタやLEDピンヘッダの配置をチェックしていこう。まずファンコネクタの配置を確認すると、CPUクーラー用の「CPU_FAN1」と、オールインワン型水冷ユニットのポンプユニットに便利な「PUMP_FAN1」はCPUソケットに近い基板右上にまとめて配置。またケースファン向けの「SYS_FAN」は、基板右上に「SYS_FAN4/5」、基板の中央下に「SYS_FAN1/2」、右下に「SYS_FAN3」が配置されている。
対応する出力はCPU_FAN1が最大24W、PUMP_FAN1は最大36W、SYS_FAN1~5は最大12W |
「MSI Center」の「User Scenario」では、ファンコネクタごとにファンの回転数を細かく調整できる |
続いてRGBピンヘッダを確認すると5V/3pinの「JARGB_V2」はメモリスロットの右隣に2基、基板の左下に1基の計3基、12V/4pinの「JRGB」は基板の左下に1基の計4基搭載されている。さらに基板の右下にはARGB LEDとファンコネクタが一体化された「JAF_1」も用意されている。
計3基の5V/3pin ARGB LEDピンヘッダはいずれもARGB Gen2に対応 |
最近あまり使うことがなくなった12V/4pinのRGB LEDピンヘッダは1基のみ |
ファンコネクタとARGB LEDコネクタが一体化した「JAF_1」も搭載。接続には付属の専用ケーブルを使用する |
「Mystic Light」では、拡張ヒートシンクやピンヘッダといったマザーボード上のイルミネーションだけでなく、対応グラフィックスカードやメモリもまとめて制御できる |
基板の右上には4基のファンコネクタと2基のARGB LEDピンヘッダが集中している |
ファンコネクタとARGB LEDコネクタが一体化したMSIのオリジナルコネクタ「JAF_1」も用意されている |