エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1396
2024.02.25 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ヒートシンクや基板はどんな構造になっているだろうか?いざ禁断の分解セッションに進もう |
続いて「TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING」についてさらに深く知るために、カードを分解してそれぞれの構造を詳しく見ていこう。実測でも1.3kgを超えるヘビー級グラフィックスカードなわけだが、ヒートシンクは約492.5g、金属パーツを使ったファンカバーも約463gという重さがある。
ヒートシンクは先端と後部に分かれており、合計6本の極太ヒートパイプで連結。GPUコア側は上部がV字形状になっているなど、ファンの風を効果的に受け止められる構造になっている。銅製の受熱ベースはビデオメモリもカバーする大型のもので、周辺の電源モジュールも同時に冷却することが可能だ。
大きく2つのブロックに分割、合計6本のヒートパイプで繋がれているヒートシンク。GPUコア側のブロックは、V字形状になっていることが分かる |
ヒートシンクだけでもかなりの厚み。サイドから観察すると、ヒートパイプがどのように通っているかも分かりやすい |
ヒートシンクを裏返すと、より重厚さが際立つ印象。GPUコアとの接触部には、大型の銅製ベースが採用されていた |
発熱の大きいメモリチップや電源モジュールもまとめて冷却する構造になっている | 先端ブロックは比較的シンプルな形状。風が吹き抜けるスルー構造になっているためだろう |
金属製のファンカバーには、3基の「Axial-techファン」をマウント。基板には3基分が連結されたファンコネクタと、ファンカバーに内蔵されたARGB LED用のピンヘッダが接続されている |
「Axial-techファン」はブレードを延伸させるための小型のハブ、下向きの空気圧を増加させる外周のバリアリングといった特徴を備えている |