エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1400
2024.03.05 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは「G-GEAR GE9J-M242/ZBH」のサイドパネルを開放し、その構成パーツにフォーカス。どのようなパーツが組み込まれているかをチェックしていこう。なお、編集部に届けられた評価機は基本構成をベースにカスタマイズが施され、一部構成パーツが変更されていた。
「G-GEAR GE9J-M242/ZBH」の評価機には、CPUとして標準構成に採用されている20コア/28スレッドのハイエンドモデルCore i7-14700Kが組み込まれていた。カスタマイズメニューではiGPU非搭載のCore i7-14700KFなどKF型番のCPUも選択できるほか、24コア/32スレッドの最上位モデルCore i9-14900Kをチョイスすることも可能だ。
CPUクーラーは240mmラジエーター搭載水冷のDeepCool「LS520」を標準採用。ヘッド部分にG-GEARのロゴマークが入ったオリジナルカスタム仕様になっている |
240mmラジエーターをトップマウント。冷却ファンはLED非搭載モデルが選択されているが、ARGB LEDモデルに変更することもできる |
そしてその冷却機構には、240mmサイズのラジエーターを搭載するDeepCoolのオールインワン型水冷ユニット「LS520」を採用。第4世代高性能ポンプとマイクロチャネル設計の銅製ベースを備えるほか、低騒音の120mmファンを組み合わせている。ちなみに発光するウォーターブロックのヘッド部分は、G-GEARのロゴが入ったオリジナルのものに変更されていた。
【関連記事】Deepcool、インフィニティミラーと最新冷却機構を備えるオールインワン水冷「LS」シリーズ(2022.06.22 11:00 更新)
そのほか、Noctuaのデュアルファンクーラー「NH-U12A」をはじめ、空冷タイプの人気クーラーもカスタマイズメニューにラインナップ。好みに合わせて選択可能だが、CPUとの組み合わせを考慮して慎重にチョイスしたい。
ある意味でシステムの骨格と言えるマザーボードには、Intel Z790チップを搭載する高機能モデルのASUS「PRIME Z790-A WIFI」を決め打ちで採用。クオリティを維持するために、それ以外のモデルは選択できない仕様になっている。
定格60Aに対応する16+1フェーズのパワーステージから構成される、堅牢な電源回路を搭載。その冷却には大型のアルミ製ヒートシンクを備える。メモリは最大DDR5-7,200MHzに対応するほか、PCI Express 4.0対応のM.2スロットを4基搭載し、そのすべてに専用ヒートシンクを標準装備している。
また、拡張スロットは頑丈なSafeSlot仕様のPCI Express 5.0(x16)を搭載。メモリスロットとともに信号面で有利な表面実装技術で取り付けられているほか、(BTOでは使用頻度が低いかもしれないが)カード脱着を容易にする「PCIeスロットQ-Release」などの装備も便利だ。
そのほか、ネットワークはIntelチップによる2.5ギガビット有線LANとWi-Fi 6に対応。最大20Gbps転送のUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cなど合計8基ものUSBポートも備え、インターフェイスも充実している。