エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1400
2024.03.05 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
次は主にグラフィックス関連のパフォーマンスをチェックするため、定番の3Dベンチマークテストである「3DMark」を実行する。その中から、先頭はレイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーなどの最新機能を盛り込んだDirectX 12 Ultimate対応テストの「Speed Way」を動作させることにした。
WQHD解像度のテストながら負荷の重さに定評のあるテストだが、スコアが約5,500に達するなど健闘。テスト中におけるフレームレートは、スコアの数値が示す通り約55fpsだった。処理の重さを実際のゲームに置き換えると、かなりの重量級タイトルということになるが、その場合もプレイ自体は可能な水準だ。もっともさらに快適さを向上させるなら、超解像技術のDLSSを併用したい。
引き続き「3DMark」から、現行のゲーミングシーンで最もスタンダードなAPIと言っていいDirectX 12に対応する「Time Spy」を実行する。テストプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を使用した。
WQHD解像度の無印テストは総合スコアが22,000を上回る良好な結果で、Graphics test中のフレームレートも約130~150fpsに達していた。DirectX 12対応の重量級タイトルであっても、ほとんどのシチュエーションで快適なプレイが可能だろう。
4Kテストの「Time Spy Extreme」においてもスコア11,000以上、フレームレートで約65~70fpsをマーク。快適プレイの一つの水準になる60fpsを上回る滑らかさで動作しており、タイトル次第で4K解像度のプレイにもチャレンジできそうだ。
次はやはり「3DMark」から、いまだ現行ゲーミングシーンにおいて対応タイトルが多いDirect X11環境のパフォーマンスを「Fire Strike」でチェックする。テストプリセットは「Fire Strike」と「Fire Strike Extreme」、「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを実行した。
フルHDの無印テストは総合スコアでも45,000超えと圧巻で、フレームレートも約210~250fpsと余裕たっぷり。搭載GPUの主要ターゲットであるWQHD解像度の「Fire Strike Extreme」でもフレームレートは約95~145fpsに達しており、快適プレイは疑いない。4Kテストの「Fire Strike Ultra」でも総合13,000オーバー、最大80fpsに迫るフレームレートをマークしていることから、やはりタイトル次第で4Kプレイも十分視野に入ってくる。