エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1400
2024.03.05 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
続いてアクションゲームの「ARMORED CORE VI」をプレイした際の挙動を見ていこう。映像品質は可能な限り高品質になるように設定し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンを選択して平均フレームレートの計測を行った。
GeForce RTX 4070 Tiを搭載した評価機であれば、フルHDとWQHD解像度ではフレームレート上限の120fpsに常時張り付きの状態でプレイできる。4K解像度でも平均100fpsに迫るフレームレートをマークしていることから、どの環境でも問題なく快適なプレイが可能なようだ。できるだけ高解像度で適度なリフレッシュレートに対応するディスプレイを組み合わせたい。
次は重量級タイトルとして知られるオープンワールド型アクションRPGの「Cyberpunk 2077」をプレイする。クイックプリセットは“ウルトラ”および“レイトレーシング:ウルトラ”を選択。レイトレーシング動作時は「DLSS Frame Generation」を有効、「DLSS Super Resolution」をバランスに設定し、その際の挙動をチェックしていく。なお、解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測した。
“ウルトラ”の場合はWQHDで平均約50fpsをマークし、シングルプレイの快適さは十分と言ったところ。フルHDならさらに余裕をもってプレイ可能な一方、4Kプレイはやや厳しい結果だ。
ところがより高負荷なレイトレーシングを有効化しつつも、DLSS 3の「フレーム生成」機能を利用することでフレームレートが大幅改善。4K解像度でも平均80fpsに迫る状態までフレームレートが跳ね上がった。フルHDとWQHDなら、かなり高リフレッシュレートなゲーミング液晶の性能も引き出せるだろう。
ゲーム系の検証を締めくくるのは、オープンワールドサバイバルクラフトゲーム「パルワールド」だ。グラフィックス関連のワールド設定は可能な限り高品質にセットしつつ、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンを選択。DLSSを“バランス”に設定した状態でも計測を行った。
フルHDとWQHDではどちらも標準設定におけるFPS上限に達しているため、これ以上は最大FPSを無制限に設定する必要がある。ちなみに画質をしっかり盛った状態でも4K解像度で平均約70fpsをマークしていることから、4K環境でも十分な快適プレイが可能だ。DLSSを有効化すれば平均100fpsに迫り、高解像度ながら高フレームレートのディスプレイで滑らかなプレイが楽しめる。