開放状態にできるトップパネル

長方形のBOX型PCケース、SUGO 17のシャーシ天板は取り外しができる設計。内部容積が限られた筐体だけに、天板がすべて開放状態になると、組み込み作業が格段にしやすくなる。

ちなみに天板は3基の120mmファンが標準装備された、冷却ファンブラケット。シャーシには冷却ファン左右の各2箇所とフレーム部の上面と側面の計8箇所でネジ固定。簡単に取り外す事ができる。

ドライブベイレイアウト（1）：フロントパネル裏

• 搭載可能数：2.5インチSSDx1台

次にストレージ収納力を確認する。ミドルタワーPCケースとは勝手が違うSUGO 17は、合計3箇所にドライブが搭載できる。1つ目は、プラスチック製フロントパネルを外したシャーシ面の中央。ここには2.5インチSSD専用ブラケットが装備されており、1台の2.5インチSSDがマウントできる。

ブラケット自体は1本のハンドスクリューで固定され、これに2.5インチSSDを底面4箇所でネジ留め。シンプルかつオーソドックスなスタイルだが、コンパクトで軽量なSSDには十分だ。なおコネクタは上方向に取り付けよう。

ドライブベイレイアウト（2）：ボトムパネルその1

• 搭載可能数：2.5インチSSDx1台

2つ目はボトム面の前方。縦置き電源ユニットの真横にある2.5インチSSD専用の搭載スペースだ。バーリング加工が施された4箇所はネジ穴となり、底面からミリネジ(Mounting for motherboard,2.5″ SSD)で固定する。底板に加工しただけのシンプルな手法だが、SUGO 17のボディを横倒しにする事は容易で、作業的にも一切の面倒を感じる事はなかった。

ドライブベイレイアウト（3）：ボトムパネルその2

• 搭載可能数：2.5インチSSD/3.5インチHDDx1台

3つ目もボトム面で後方のエリアには唯一3.5インチHDDx1台が搭載できる。搭載方法は前方同様、バーリング加工で逆すり鉢型に盛り上がった四隅のネジ穴にインチネジ(Mounting for 3.5″ HDD)で固定する。ちなみに2.5インチSSD用のネジ穴もあるため、ここは排他仕様になっていた。

ボトム面後方のネジ穴の様子。ちなみにMicroATXマザーボードと80mmファン2基で構成する場合、マザーボードのSATAポートが狭くなるため、オプションの超薄型SATAケーブル「CP11」の使用が推奨されている

全4段の拡張スロット

拡張スロットは全4段。マザーボードの最大サイズがMicroATXだけあって、標準的な装備と言える。拡張スロット金具は通気孔仕様で、決して飾りでは無い”本気な網目”はいかにも風通しが良さそうだ。なお拡張スロットの上部や左手も正方形デザインの通気孔で、この辺りはSUGO 17の徹底したコンセプトが見て取れる。