エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1405
2024.03.22 更新
文:編集部/撮影:pepe
製品の概要を把握したところで、ここからは「MAG 275CQRXF」に実装されている主要な機能やスペックについて紹介していくことにしよう。
1,000Rの湾曲パネルを採用している「MAG 275CQRXF」では、視線の移動が最小限で済むことからフラットパネルの液晶ディスプレイに比べてよりゲームに集中することができる。また解像度は一般的なフルHDの1.8倍となるWQHD解像度に対応し、高精細な映像でゲームがプレイ可能。さらに複数のアプリケーションを表示するような作業では効率を改善する効果も期待できる。
液晶パネルは通常のVAパネルに比べて駆動速度を4倍に向上したRAPID VAパネルで、応答速度は液晶ディスプレイでは最速クラスの1ms(GTG)に対応する。さらに240Hzの高速リフレッシュレートをサポートし、動きの激しいゲームでも残像感のないクリアな表示が可能だ。
WQHD解像度で240Hzのリフレッシュレートを維持するためには、ハイエンドなグラフィックスカードを組み合わせたい |
今やゲーミングディスプレイでは必須の機能になっている同期技術は「Adaptive-Sync」をサポート。対応グラフィックスカードを組み合わせることでティアリングやスタッタリングを解消し、滑らかな映像でゲームを楽しむことができる。
暗部補正機能「ナイトビジョン」を使えば、洞窟などの暗闇や、眩しすぎる逆光部分を自動的に調整して、臨場感を失うことなく視認性を改善できる。なお効果は「オフ」「通常」「強い」「最も強い」「A.I.」の5段階に調整できるため、ゲームや好みに合わせて調整するといいだろう。
2台のデバイスで、ディスプレイや、キーボード、マウスなどのUSBデバイスを切り替えて使用する「KVMスイッチ」も便利な機能だ。使い方は、メインPCをUSB Type-Bポートに、キーボードとマウスをUSB Type-Aポートにそれぞれ接続。続いて、サブのノートPCやスマートフォンを「MAG 275CQRXF」のUSB Type-Cポートに接続するだけ。映像信号をUSB Type-Cにすると、キーボードやマウスもサブのデバイスで利用できるようになる。
USB Type-CポートはDP Alt modeに対応するため映像信号の入力も可能 |
KVMスイッチ機能を使えば、1組のディスプレイ、USBキーボード、USBマウスを2台のデバイスで切り替えて使用できる |
アイケア機能は、目に悪影響のある波長をカットする「ブルーライトカット」と、画面のチラツキを抑える「アンチフリッカー」の2種類を搭載。いずれも工業製品の安全試験や認証を行っている第三者認証機関「TUV Rheinland」認証を取得している。