エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1408
2024.04.02 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ラスタライズ系の「3DMark」ベンチマークが一段落したところで、次はレイトレーシング性能をチェックできる「Port Royal」を動かしてみよう。
レイトレーシング機能は有効化すると負荷が大幅に増大するため、フレームレートも概ね半分程度に落ち込んでしまう。「PZR-79X3D47TiS」にはGeForce RTX 4070 Ti SUPERが搭載されているが、スコアは15,000以上と健闘、フレームレートも70fpsを超える良好な結果をマークした。このままでも十分プレイ可能な水準ながら、さらなる快適さを追求するなら、超解像技術のDLSSを併用したい。
ここからは実際のゲームプレイやゲーム系ベンチマークを使用した検証を進めていく。まずはMMORPGの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークテストを動作させてみよう。グラフィックス設定は“最高品質”で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)/2,560×1,440ドット(WQHD)/3,840×2,160ドット(4K)の3パターンに設定した。
すべての環境で“非常に快適”の15,000ポイントをクリアしているのはもちろん、4K解像度でも平均120fps以上を超える滑らかさ。ゲームジャンル的にまず不満が出ないであろう十分なフレームレートを叩き出している。組み合わせるゲーミング液晶の性能に応じて、好みの解像度を選択しよう。
次はバトルロイヤル系タイトルの「Apex Legends」をプレイし、その際の平均フレームレートを「CapFrameX」を使用して計測する。グラフィックス設定は可能な限り高品質に設定したほか、フレームレート制限は解除。解像度は先ほどと同じくフルHD/WQHD/4Kの3パターンに設定した。
できるだけフレームレートを稼ぎたいジャンルながら、最も負荷が大きい4K環境でも平均200fpsに肉薄しており、解像度を選ばず快適プレイが可能なようだ。WQHDやフルHDなら平均300fpsに迫るフレームレートをマーク、最高峰のゲーミング液晶を使用した場合でもその性能を活かしきれる。