エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1409
2024.04.04 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからはメモリパフォーマンスをチェックしていこう。まずは「AIDA64」を使用し、メモリ帯域とレイテンシをチェック。さらにベンチマークの「Cache&Memory Benchmark」を実行し、「Memory Read」「Memory Write」「Memory Copy」「Memory Latency」のベンチマークスコアを確認する。
メモリ帯域を確認すると、「Memory Read」「Memory Write」「Memory Copy」いずれも、DDR5-5600からは約8%向上している。ほぼメモリクロック差通りの結果となっている。また、レイテンシも84.5nsから74.6nsに短縮されている。
続いて、総合ベンチマークテスト「Sandra 20/21」でも、メモリ帯域とレイテンシを確認しておこう。ベンチマークは「メモリーの帯域」と「メモリーのレイテンシ」を使用している。
「AIDA64:Cache&Memory Benchmark」と同じく、「メモリーの帯域」は、DDR5-5600から約8%向上している。レイテンシの結果も同様で、DDR5-6000はDDR5-5600から、10ns以上短縮した78.7nsを記録している。
次はレンダリング系ベンチマークを使って確認していこう。まずはCINEBENCH系ベンチマークのCINEBENCH R15/R20/R23の3種類で計測を実施した。
CINEBENCH系は、メモリクロック、タイミングの影響がほとんど出ないベンチマークになる。今回のテストは5,600MHzと、6,000MHzとクロック差が小さいこともあり、「AIDA64」や「Sandra 20/21」で実施したメモリ帯域幅のベンチマークと違って、スコア差は誤差の範疇になっている。