エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1409
2024.04.04 更新
文:撮影・藤田 忠
最後は定番ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」を使って確認していこう。グラフィックス品質は”最高品質”で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、2,560×1,440ドット(WQHD)、3,840×2,160ドット(4K)の3種類を実行。スコアとレポートに記述されるテスト実行中の平均フレームレートをまとめた。
メインメモリを1~2GB程度使用するのは「3DMark」と同じだが、スコアとフレームレートにはメモリクロックの影響が出ている。4K解像度の結果はGPUの処理能力が影響してか、結果はほぼ並んでいるが、フルHDとWQHD解像度のスコアとフレームレートは約2~3%伸びている。フレームレートで数fpsの差なので、体感できる差ではないが、高速なメモリを使用するメリットはあるだろう。
スロットを埋めるLEDギミックの同期がずれることなく、奇麗に発光していた「Manta XPrism RGB SCC」シリーズの「TMXPL1660836KW-DK」。DDR5-6000 36-38-38-76として、不満のないパフォーマンスを発揮するとともに、安定して動作していた。PCのメインメモリで最も大事な安定動作に加えて、4枚挿しでのLEDイルミネションを楽しめる「Manta XPrism RGB SCC」シリーズは、メインメモリとして安心して推せる。
憧れの4枚挿しを、コストを抑えて実現できる「Manta XPrism RGB SCC」シリーズ |
「Manta XPrism RGB SCC」シリーズのラインナップは、クロックがDDR5-5600とDDR5-6000の2種、容量が32GB(16GB×2)モデルのみと、決して選択肢が豊富とは言えない。ただしダミーRGBモジュールが2枚付属するため、ドレスアップ目的で4枚セットのモジュールを購入するより、コストパフォーマンスの面ではかなり魅力的だろう。ヒートシンクカラーもブラックとホワイトが用意され、システムに合うカラーが選択できる。コストをかけず「ひと味違った魅せるPCを組みたい」と言ったリクエストにかなう、ひとつの最適解となるだろう。
提供:株式会社アユート