エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1413
2024.04.19 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
次に検証を行うのは、フロムソフトウェアによる本格メカアクションの最新作「ARMORED CORE VI」だ。実際にゲームをプレイした際の平均フレームレートを「CapFrameX」を使用して計測する。映像品質は可能な限り高品質になるように設定し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンをチョイスした。
GeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載するシステムのため、フルHDとWQHDでは平均フレームレートが上限の120fpsで頭打ち。常時120fpsに張り付きの状態という、望み得る最高の環境でプレイできている。4K解像度でも平均80fpsの滑らかなプレイが可能で、ゲームジャンル的にここまでのフレームレートが出ていればまったく問題ない。手持ちのディスプレイに合わせて、好きな解像度で快適なプレイを楽しもう。
続いては重量級のオープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077」を動かしてみよう。クイックプリセットは“ウルトラ”および“レイトレーシング:ウルトラ”で、レイトレーシング動作時は「DLSS Frame Generation」を有効、「DLSS Super Resolution」をバランスに設定している。解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3パターンだ。
ヘビー級の負荷がかかるタイトルながら、フルHDとWQHDはもちろん、4Kでも平均80fps前後の快適さでプレイできる。さらに本来であればフレームレートが半分程度に落ち込むであろうレイトレーシング動作時では、DLSSを有効化したことで大幅に改善。標準のウルトラをも上回る滑らかなプレイが可能だ。DLSSに対応したタイトルであれば、レイトレーシング機能も遠慮なしに有効化できるわけで、プレイの幅も大きく広がるだろう。
次にプレイするのは、オープンワールドサバイバルクラフトゲームの「パルワールド」。グラフィックス関連のワールド設定は可能な限り高品質にセットしつつ、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンを選択。DLSSを“バランス”に設定した状態でも計測を行っている。
フルHDとWQHDではどちらも標準設定におけるFPS上限に達しており、これ以上は最大FPSを無制限に設定する必要がある。そして4K解像度では、標準では平均70fps前後なところ、DLSSを有効化することで平均110fpsまで改善。ゲーミング液晶のスペックも活かせる水準に改善している。4Kプレイを考慮するならDLSSは有効化した方がいいだろう。
最後は協力型オンラインアクションTPSの話題作「HELLDIVERS 2」をプレイし、ゲーム系の検証を締めくくろう。グラフィックプリセットは“ウルトラ”でフレームレート上限は無制限に設定、実際のミッションに参加してマップを周回した際の平均フレームレートを「CapFrameX」で計測した。解像度はこれまで同様にフルHD/WQHD/4Kの3パターンを選択している。
それなりに高めのスペックが要求されるタイトルながら、WQHDで平均135fps、4Kでも平均90fpsに迫るフレームレートをマークしており、高解像度プレイにも不安はない。4Kでは144Hzクラス、WQHDなら165Hz~180Hzクラスのリフレッシュレートに対応する、ハイグレードなゲーミング液晶の性能を引き出すことが可能だ。