エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1415
2024.04.28 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは編集部に届けられたTeam「T-FORCE XTREEM DDR5」シリーズの評価サンプルを画像でチェックしていこう。入手したのは以下2モデルだ。
なお両者を見比べてみたところ、外観上での違いはなかった。ヒートシンクには、Teamが展開するT-FORCEブランドのエンブレムが輝いており、メモリ基板を覆うヒートシンクとともに重厚かつ、ラグジュアリー感を出している。超高クロックモデルでなくとも、所有感を満たしてくれるだろう。
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サンドブラスト仕上げのヒートシンクは高さ48.8mm。大型のサイドフロー型CPUクーラーと組み合わせる場合は、クリアランスを確認しておこう |
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ヒートシンクにはT-FORCEブランドロゴに加えXTREEMの文字も確認できる |
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フィンで放熱面積を増やし、冷却効率を高めている |
続いて「T-FORCE XTREEM DDR5」を実際にPCに組込み、パフォーマンスを検証していこう。テスト用のCPUは第14世代Intel CoreプロセッサのCore i9-14900Kで、マザーボードにはIntel Z790チップセットを採用し、DDR5-8000駆動をサポートしているASRock「Z790 NOVA WiFi」を使用した。
「T-FORCE XTREEM DDR5」の評価サンプルは8,000MHz、24GB×2キットの「FFXD548G8000HC38EDC01」と、8,200MHz 24GB×2キットの「FFXD548G8200HC38EDC01」が届けられたが、CPUのメモリコントローラーなどのOC耐性が影響してか、8,200MHzはIntel XMP 3.0のプロファイルを読み出すだけでは、安定して動作しなかった。そのため、テストは8,000MHzの「FFXD548G8000HC38EDC01」で行った。
今回、Core i9-13900KやCore i7-14700KといったCPUでも、8,200MHz駆動を試したが、8,000MHz駆動を含めて安定したのは、Core i9-14900Kだけだった。8,000MHz以上の超高クロック設定で安定動作させるには、CPUやマザーボードの環境が非常に重要になる。
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フラッグシップのCore i9-14900Kを組み合わせた | ASRock「Z790 NOVA WiFi」を使用。DDR5-8000駆動をサポートし、メモリサポートリストには、8,400MHz駆動の製品も掲載されている |
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Intel XMP 3.0プロファイルは、8,000MHzと6,000MHz駆動が記録されていた |
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DRAMチップはSK hynixで、DDR5-5600対応品の選別ICだ |
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Intel XMP 3.0プロファイルを読み出したDDR5-8000動作でテストした | JEDEC準拠のDDR5-4800の設定でもテストした |
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GeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載グラフィックスカードを組み合わせている |