エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1415
2024.04.28 更新
文:撮影・藤田 忠
eスポーツゲームタイトルの定番となる「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」で確認していこう。APIに”Vulkan”、「総合品質」は“最高”を選択した。解像度はこれまでと同じくフルHD、WQHD、4Kの3種類で、ゲーム内ベンチマークを行った。
軽量ゲームタイトルだが、ここまでと同じくGPU負荷の高い4K解像度では、ほぼ横並び。しかしWQHD、フルHD解像度では約2%差が出ており、フレームレートは10fps前後向上している。
続いては「アサシンクリード」シリーズの最新作となる「アサシン クリード ミラージュ」で確認していこう。画質はプリセットで“最高”を選び、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類でゲーム内ベンチマークを実施した。
GPU負荷の低いフルHD解像度が約10%、フレームレートで17fpsも差がひらいている。フレームレートとしてはわずかな差ではあるが、WQHDと4K解像度も約3%伸ばしている。オーバークロックメモリを使用しているメリットが、フレームレートに現れている。
テストセッションの最後は、アクションRPG「Cyberpunk 2077」で確認していこう。ここでは大規模コンテンツ拡張パック「Phantom Liberty」を導入した「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」でテストを行った。ゲーム内ベンチマークを使用し、画質はレイトレーシングを使用する“レイトレーシング:ウルトラ”で、DLSS 3を”バランス”に設定した。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で実行している。
傾向はこれまでと同じで、フレームレートはGPU負荷の低いフルHD解像度で約8%、17.8fps伸びている。WQHD、4K解像度といったGPU負荷が高いシーンでは、メモリクロックの影響は小さいが、パフォーマンスを追求するなら、メモリには高クロックなモデルを組み合わせておくのが良いだろう。
超高クロックでのパフォーマンス引き上げは、これまで幾度か試してきているオーバークロックメモリと同様、劇的ではないがしっかりと感じられる。そして、今回試したTeam「T-FORCE XTREEM」のDDR5-8000 24GB×2キット「FFXD548G8000HC38EDC01」は、そのスペック通りの8,000MHz CL38で安定して動作した。8,200MHzや8,000MHz駆動のオーバークロックメモリは、CPUやマザーボードも選ぶが、最高峰クラスのパフォーマンスを目指してPCを組む際に、「T-FORCE XTREEM」は選択肢のひとつとして安心して推すことができる。
さらに特許取得のIC検証技術で選別されたDRAMチップによる、8,200MHz駆動や重厚感あるヒートシンクはそのままに、LEDイルミネーションギミックを追加したが追加された「T-FORCE XTREEM ARGB DDR5」もラインナップ。ハイエンドかつ魅せるマシンを組みたいユーザーには、注目のバリエーションとしてこちらもオススメしたい。
提供:株式会社TEAMジャパン