エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1416
2024.04.30 更新
文:編集部 池西 樹
「PCMark10:Full System Drive Benchmark」を使い、実際のアプリケーション環境における性能をチェックしていこう。
PCMark10:Full System Drive Benchmark |
総合スコアは4,000に迫る結果で、NVMe M.2 SSDとしては優秀なスコア。ちなみにBandwidthは615.53MB/s、Average access timeは42μsで、実際のオフィスアプリケーションでも高速なデータ転送速度が期待できる。
続いて「3DMark:Storage Benchmark」を使い、ゲームを想定したストレージ性能をチェックしていこう。
3DMark:Storage Benchmark |
平均スコアが2,204なのに対して、「T-FORCE Z540」では約49%も高い3,276を記録した。総合スコアの下に表示されている全データとの比較でもかなり上位の結果で、大容量のデータを読み込む必要があるAAAタイトルでは、「T-FORCE Z540」は大いにその力を発揮してくれるだろう。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」ベンチマークを使い、より実際のゲームに近い環境でアクセス性能を確認しておこう。なおテストでは、転送速度5,000MB/sクラスのPCI Express 4.0(x4)接続NVMe M.2 SSDと、500MB/sクラスの2.5インチSATA 3.0 SSDでもテストを実行している。
2.5インチSATA 3.0 SSDとの比較で約57%、PCI Express 4.0(x4)接続NVMe M.2 SSDとの比較でも約74%にとどまり、ロード時間を大幅に短縮することができた。ハイエンドゲーミングPCを構築するのであれば、CPUやグラフィックスカードにこだわるのはもちろん、ストレージもTeam「T-FORCE Z540」のような高速な製品を組み合わせたい。
「ATTO Disk Benchmark 4.01」でもシーケンシャルアクセスの性能をチェックしておこう。
ATTO Disk Benchmark 4.01 |
読込は最高11.56GB/s、書込は最高11.03GB/sで、やはりシーケンシャルアクセスについては公称スペックに近い性能を発揮する。さらにグラフの形状もきれいな階段状で、読込は2MB、書込は256KB以降ではほぼブレもなく、転送はとても安定している。