エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1418
2024.05.04 更新
文:編集部 池西 樹
「PCMark10:Full System Drive Benchmark」を使い、実際のアプリケーション環境における性能をチェックしていこう。
Standard Mode設定時「PCMark10:Full System Drive Benchmark」 |
Gaming Mode設定時「PCMark10:Full System Drive Benchmark」 |
総合スコアは1,700台で、NVMe SSDの高速モデルの目安となる2,000には届かなかったが、エントリークラスの製品と考えれば十分な性能を発揮する。また「PCMark10:Full System Drive Benchmark」のテストはランダム読込処理が多いこともあり、Standard ModeとGaming Modeの比較では、その差は約4%に留まった。
「3DMark:Storage Benchmark」で、ゲーム環境における性能もチェックしていこう。
Standard Mode設定時「3DMark:Storage Benchmark」 |
Gaming Mode設定時「3DMark:Storage Benchmark」 |
Standard Modeのスコアは1,809で、SATA 3.0 SSDやPCI Express 3.0(x4)接続SSDに比べると十分高速なスコア。またGaming Modeに変更することで約5%パフォーマンスがアップしており、ゲームでもその効果は確実にある。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークを使い、より実際のゲームに近いアクセス性能を確認しておこう。なおテストでは、Realtek製コントローラを採用するPCI Express 3.0(x4)対応SSD「RGAX」と、SATA 3.0対応SSD「MGAX」の2TBモデルでもテストを行った。
まずStandard ModeとGaming Modeを比較するとその差は1%未満にとどまり誤差の範囲。ゲームによってはGaming Modeの効果があまりないものがあるようだ。またPCI Express 3.0(x4)対応SSD「RGAX」との差も約2%にとどまる一方で、SATA 3.0対応SSD「MGAX」との差は約35%と大きく、現在SATA 3.0 SSDを使っているなら「SFT4000G」に換装することで、ロード時間を大幅に短縮することができる。
「ATTO Disk Benchmark 4.01」でもシーケンシャルアクセス性能をチェックしておこう。
Standard Mode設定時「ATTO Disk Benchmark 4.01」 |
Gaming Mode設定時「ATTO Disk Benchmark 4.01」 |
Standard Modeでは読込最高4.30GB/s、書込最高3.76GB/sで、いずれもほぼ公称値通りのスコア。さらにGaming Modeでは読込が4.95GB/s、書込は4.46GB/sへと上昇しており、やはりシーケンシャルアクセスについてはGaming Modeによる効果は大きいようだ。