エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1421
2024.05.15 更新
文:撮影・藤田 忠
製品の概要を把握したところで、ここからはパッケージから取り出した「Claw A1M」シリーズの外観をチェックしていこう。液晶の左右に、スティックやボタン類を備えたポータブルゲーム機ライクなデザインで、両手で持ってプレイするスタイルだ。液晶ディスプレイは7型とあって、横幅は294mmと幅広ながら、エルゴノミクスデザインでしっかりと保持できる。重量は675gと携帯型ゲーム機としては定番となるNintendo Switchよりやや重いとは言え、ポータブルゲーミングPCとしては標準的だ。
液晶の左右にスティックやABXYアクションボタン、独自のシステム管理アプリケーション「MSI Center M」を起動するボタンなどを備えている |
筐体背面。左右2基のファン吸気口を含め、全体がメッシュパネルデザインで、爪痕を模したレッドのカラーリングもカッコいい |
上面(写真上)と下部(写真下)。インターフェイスと排気口は上面に装備されている |
背面にはドラゴンのエンブレムがあしらわれていた | インターフェイスは右から電源ボタン、microSDカードスロット、Thunderbolt 4ポート |
オーディオコンボジャック、音量(+)(-)ボタン | 電源ボタンには、指紋リーダーが内蔵されている |
本体の左側にはスティックと十字キー、ゲームのメニュー画面の表示などを行う”セレクトボタン(View)”、独自のシステム管理アプリケーション「MSI Center M」をクイック起動する”MSI Center M ボタン”。右側にはABXYアクションボタン、スティック。ゲーム内のスタートボタンなどとして機能する”スタートボタン(Menu)”、Windowsのシャットダウンから、液晶輝度、ボリュームなどの設定画面を呼び出せる”クイックセッティングボタン”が備わっている。また、左右スティックと、ABXYアクションボタンには、RGBバックライトを内蔵。上部にはRB(R1)/LB(L1)/RT(R2)/LT(L2)トリガーボタンと、背面には2基のマクロボタン(M1/M2)を搭載している。
左側には、スティックと十字キーを装備 | 右側には、ABXYアクションボタンとスティックを装備 |
液晶左上側の”セレクトボタン(View)”と、”MSI Center M ボタン” | 液晶右上側に備わる”スタートボタン(Menu)”と、”クイックセッティングボタン” |
RB(R1)/LB(L1)/RT(R2)/LT(L2)トリガーボタン |
背面のマクロボタン(M1/M2) |
マクロボタンはクリック感があり好感触 |
グリップはエルゴノミクスデザインでホールドしやすく、スティックやボタンの操作性は良好だが、YボタンとRBボタンの位置が近く、スムーズな操作には慣れが必要と感じた |
本体左右に搭載されたスピーカーは、十分ゲーム内サウンドが楽しめる。セリフなども聞き取れるが、迫力あるプレイを求めるならゲーミングヘッドセットやイヤホンがおすすめ | USBと下位互換があるThunderbolt 4ポート。USB3.2 Gen 2対応の外付けストレージ等も問題なく接続できる |